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そういえばコンプガチャって無くなったけど…

今ではスマートフォンやiPhoneを利用して空いた時間にゲームをする人はたくさんいると思います。若い人以外にもある程度お年を召した方も暇つぶしのツールとしてよく使われております。そこでふと思い出すのではないでしょうか、そういえばコンプガチャという問題があったけどどうなったのだろうと…

 

■ガチャは永久に不滅です!

 

コンプガチャ問題とは2012年に消費者庁、中止要請を行ったアイテム課金の一つの仕組みです。あくまで問題となったのは一つの仕組みだけであり、ガチャそのものは無くなっておりません。

 

このコンプガチャの何が問題になったのかというと、景品表示法という法律で違法となっているという点です。ちょっと難しい言葉になりますが、消費者庁の見解では下記になります。

 

「コンプガチャによって提供されるレア・アイテムは、課金ガチャで得られた異なる種類の複数のアイテムを揃えることを条件にして提供されるものであり、これは課金ガチャによってアイテムを購入することを条件として普通のアイテムとは別のレア・アイテムを提供するものですから、コンプガチャで提供されるレア・アイテムは、課金ガチャという取引に顧客を誘引するための景品とみなされるので規制対象である」

 

この法律ではカード合わせや絵合わせによって何らかの商品や景品を入手する状況を作るのは違法であり、ビンゴとガチャを組み合わせたようなこの仕組みは違法であると認識されたのです。

 

もうちょっとこの仕組みを手順で説明すると、特定キャラが5枚含まれているカードが外れ95枚を含めて100枚ある→その中の5枚を手に入れる→揃ったことで特定キャラが手に入るというものです。これは確率が5/100ではなく、5/100から始まって、4/100から3/100と少しずつ減っていくことになるので、確率的に全部そろえるには100万分の1ぐらいになってしまうでしょう。

 

さらに一部の情報筋では、最後の1枚になると1/100どころではなくさらに低下して全く出ない状態にしていたというものもあったので、いかにあくどい状態だったのかが見えてきます、少しでもお客からお金を絞り出したいということだったのです。

 

しかし、このようにコンプガチャは否定されましたが、他のガチャは否定されていないのでいまだに残り続けているのです。だからこそ、ガチャは永久に不滅ですという言葉が出てきます。

 

■「ガチャは沼」という言葉もある

 

どうしても欲しいものがあるのならお金を費やしてしまうのは理解できますが、それが確実に手に入るものではないというのがガチャの問題だと思っております。例えば、出る確率が1%のアイテムやキャラクターが欲しいという人は、それを入手するために一回300円のガチャガチャを100回くらいなら平気で回してしまいます。つまり、3万円くらいなら平気で浪費できるということです。

 

これは違法ではなく今でも大量に扱われている商売なので、今では「基本プレイ無料です!」と言われているアプリゲームの儲け筋となっております。このようにスマホ関連のアプリゲームは制作費が今のゲーム機用に作るよりはるかに安くかなり儲かるようです。そのため、据え置きゲーム機のソフトがほとんど作られなくなってしまうとすら言われており、日本のゲーム業界は技術においてもガラパゴス化が加速すると言われております。

 

このような商法を「無駄」とか「意味が解らない」と切り捨てることができる人はまさに懸命であると言えると思います。しかし、この沼にはまってしまった人は今すぐにでも抜け出すことを提案します。