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まだまだ現役のWindowsXP?本当に大丈夫なのか

■誕生はなんと2001年10月

2001年10月に誕生したWindowsXPですが、このOSは異常なまでの人気があり新機能の追加などに対応するためのサポートなども終了しているのにも関わらず、いまだに使い続けている人や会社がたくさんいるのです。

2007年、2009年、2012年、2015年と立て続けに新しいOSが登場しており使用者側からすると困惑してしまっている方もいるでしょうが、それらすべてのOSから目を背けてXPを使い続けている人たちがたくさんいるのです。

■パソコンを保護するための自動更新もない

XPは運営会社側からのサポートも終わっているため、セキュリティーの面で不安視されるようになっており、使うのは辞めたほうが良いという声も非常にたくさん挙がっております。

それ以外にも、市販されているパソコンソフトやフリーソフトの対応OSから外されるようになり、一部のウェブページも閲覧できない状態となってしまうでしょう。

このように不便な面も目立ち始めるのですが、何よりOSメーカーが対処しないことが決まっているのでウイルスや不正プログラムに汚染されてしまう恐れがあり、最悪の場合は機密情報や個人情報が引き抜かれてしまう恐れもあります。

■それでもXPユーザーは残り続ける

現代社会におけるパソコンOSとして最も使われているのはWindows7です。2015年の調査ではだいたい6割がこのWindows7をOSとして使っていると言われており、多くの方が愛用するものとなっています。しかし、1位がWindows7だとすると2位はWindowsXPとWindows8.1が争っている状態なのです。

つまり、2001年に登場したOSでありながらも、OS市場ではいまだに上位にランクインしており愛用され続けていることを証明してしまっております。XPのサポートは2014年4月に打ち切られており、リスクがある状況が続いているのにこれほどまでに人気があり続けるのは恐ろしいと言えるでしょう。

そこから、ちょっと時代を現代に寄せて2017年3月のデスクトップ型のパソコンOSシェアを調べてみると、Windows7がだいたい半分のシェアを守っており、時点で25%のWindows10がランクインしております。Windows10はOS提供側も散々宣伝していたので、普及されやすかったのでしょう。無料でアップデートできる状況も続いたので、多くの方が取り入れたのだと思われます。

しかし、3位に入っているのがXPなのです。2017年3月になったとしてもだいたい7%のデスクトップユーザーが使っているという調査報告となっているので、いまだに人気の状態は続いていると言えます。

新たなOS開発が進んでおり発売され続けるなか、これほど愛着を持って使われ続けるのはすごいことと言えるでしょう。おそらく、これから先もここまで愛されるOSが登場することは無いと思われます。