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クリニックで働くために知っておきたいこと

転職で人気の就職先にクリニックが増えてきています。

そもそもクリニックと病院の大きな違いは、入院施設の規模です。病院とは病床数20床以上の医療機関と決まっており、クリニックは20床未満もしくは入院施設をもたない医療機関のことです。

専門的な治療を受けようと思うなら病院を受診することをおすすめしますが、最近ではクリニックも多彩になってきており、専門性の高いクリニックも増えています。

また地域性という点での違いもあります。比較的地域に根差した医療を目指しているのはクリニックであることのほうが多く、かかりつけ医になっている 場合も多いです。病院は総合診療や専門的治療を受けるための拠点としての役割が大きいため、クリニックなどから紹介を受けて専門性を発揮していく流れがス ムーズです。

クリニックでは診療している分野が少ないため、その分数は多く存在します。自分が希望する治療分野を見つけることができれば、専門性を高めていくことも可能といえます。

クリニックで働く特徴としては、夜勤が少ないもしくはないという点です。入院施設をもっているクリニックであれば夜勤の可能性もありますが、外来だ けであれば日勤のみの勤務となります。比較的ゆっくり働けるイメージが強いですが、忙しさは施設によって違うため、事前にどのような職場かは確認する必要 があります。

もしもクリニックへの転職を考えているなら、派遣を利用するほうが時給が高いことをご存知ですか。

派遣の時給平均は1800円前後、バイトの時給平均は1000円前後が相場となっています。地域やクリニックによって違いはあるでしょうが、派遣の方が時給平均は高く設定されていることがほとんどです。

クリニックで働く上で最低限必要なスキルについてご紹介します。

クリニックでは看護師が行う医療行為は比較的少ないですが、バイタルチェックは基本中の基本です。正常・異常の判断ができることは必須スキルといっても過言ではありません。

また症状の程度や状態によってはポジショニングの知識が必要です。もしもベッドで休んでいる患者さんが突然嘔吐するようなことがあれば、適切な体位をとる必要があります。そんなとき迅速な対応ができれば看護師としての評価もあがるでしょう。

また患者層の高齢化により、移乗介助は必須です。車いすや杖などの補助具を使用している方も多いため、その際の介助がスムーズに行えるとよいですね。

派遣やバイトに責任ある仕事はあまり任されることはありません。受付や患者の誘導、診療の介助といった補助的な業務が主になるため、一つ一つの業務はあまり難易度が高くない傾向にあります。

派遣でクリニックを選択して働いている人はどんな人が多いのでしょうか。まずはフルタイムで働くのが難しい人です。派遣であれば時間を調節して働く ことができます。そしてあえてクリニックを選択するメリットは夜勤や残業がないことです。つまり仕事以外の時間を大切にしたい人の向いている働き方といえ るでしょう。