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ゲーム実況動画は著作権法違反なのか?

昔はゲームソフトを購入するときはいろんな人の評判やとあるゲーム雑誌のレビューなどを基準に判断しておりましたが、今ではそれ以外にも大きな判断材料があります。それが、ゲーム実況動画を見ることです。しかし、動画投稿サイトに映画や音楽を勝手にアップロードをするのは違法となっているのに、ゲーム実況プレイを動画として投稿するのは違法なのではないでしょうか、それともマナー違反レベルで法律違反ではないのでしょうか、調べていきましょう。

■グレーゾーンとなっているゲーム実況

ゲーム実況は動画投稿サイトの中でも非常に人気のコンテンツで、動画によっては再生回数が100万回を超えており、おそらく毎日の楽しみとしている人も多いと思います。おしゃべりのセンスがある人たちはゲームを面白おかしく解説しながらプレイしてくれたり、新鮮なプレイをしてくれるおかげで気持ち的にもホッコリとしながら見ている人も多いでしょう。

これらの状況からゲーム業界もこの流れを変えることはできないと判断し、PS4等のゲーム機もゲーム実況がしやすくなるための配信機能等が搭載されるようになっており、むしろ推奨しているのではないかと考えることもできるのです。

しかし、すべてのメーカーがこれらのゲーム実況を推奨しているわけではなく、むしろ実況動画として動画が投稿された場合に動画投稿サイト側に「メーカー側が違反動画としての削除申請」を出して削除されてしまうこともあるのです。

つまり、消されることもあれば消されないこともあるグレーゾーンと言えるでしょう。動画投稿サイトにて実況動画をアップロードした人が逮捕されたなんてことは聞いたことはありませんが、マナー違反であると感じている企業も多いのが実情だということを覚えておいてください。

■ゲーム実況も考え方はメーカーとゲーム内容次第

非常にあいまいな意見となってしまいますが、ゲーム実況はメーカーの考え方とゲームの内容次第で黒にも白にもなると思います。例えば、重大なネタバレがラストシーンのほうに含まれているゲームの場合、それを動画投稿サイト等で実況プレイとして公開してしまうと、メーカー側からもマナー違反であり著作権法違反であると削除を申請してしまうようになるでしょう。

特に物語に重きを置く作品、ノベルゲームのような物語をばらされることで売り上げに非常に大きく響いてしまう作品は、メーカー側からはマナー違反として NGを出す傾向にあるようです。

逆に言えば、最初からメーカー側が動画投稿することをOKとしている作品もあります。そのような作品はメーカー側からすれば物語上大きなネタバレがあったとしても、ゲームの内容をアピールしていただくことで人気が高まることを狙っているため、マナー違反として捉えているのではなく、あくまでチャンスの拡大として利用していると言えるでしょう。

動画サイト側もメーカー側と敵対する気は全くないので、特殊なコーナーを立ち上げて一部の実況者にメーカー側から権利を与えて実況させるという仕組みも見せております。

このように、法律違反なのか、マナー違反なのかははっきりとすることができない状態なので、実況者になろうと考えている人たちは十分に考慮してから動くようにしてください。