Home>スポーツ>コミュニケーション能力と深い関わりがスポーツにはある
スポーツ

コミュニケーション能力と深い関わりがスポーツにはある

学生の頃は、スポーツよりも勉強が第一順位のように教えられます。
実際、スポーツのランキングは学校で発表されませんが、必ずテストのランキングは発表されます。そのため子供達は常日頃参考書や教科書と向き合い、友人同士の会話もそこそこに家族との時間のずれを感じながらも勉強を頑張っています。
しかし、ふと社会に出た時に寂しいと感じることがあります。
学生時代にずっと勉強をしてきたことによって、友達の作り方がわからない、初対面の人とどう話せばいいのかわからないという人が増えています。コミュニケーションは全てメールというのも時代の流れです。
けれど、多くの若年層がこうしたコミュニケーションを望んでいるわけではない、ということです。本来であれば一人ではなくみんなと遊びたいし、メールじゃなく会話をしたいと思っています。ただ、学生時代にきちんとコミュニティーで生活していないために円滑な人間関係を築きにくくなっています。これが原因で人間関係に悩む若年層も多いです。

そうならないためにはどうするべきか。
これは、スポーツが非常に深く関係しています。
勉強も大切ですが、体を動かすことはストレス発散にも繋がりますし、とてもメリットがあります。スポーツとコミュニケーション能力向上の関係性はなぜ作られるのかというと、同じスポーツをする仲間を手に入れることによって、仲間同士で同じ目標を持つことができます。
些細な目標で良いので、みんなで一緒にやるということが大切です。
そして、その目標に向かって練習を積み、自分ができないことをできる子がいればどうしてできるのかをその子を通して学びますし、その逆もあります。人間はたくさんいて、それぞれに考え方、やり方に特徴があって、自分とは違うということをきちんと認識することによって、他者から刺激を受けます。
さらに、どうして違うのかどうやったらうまくなるのかを知りたくなるので、必然的にスポーツをしている者同士会話をするようになります。どこが悪いのか良いのかどうすれば目標にたどりつけるのかをみんなで話し合い、時にはぶつかり、和解し、また前を向きます。
この繰り返しが忍耐力と行動力に繋がり、コミュニケーション能力の向上に繋がっていきます。人間同士の多様性を受け入れる、というのは勉強からも家庭からもなかなか教えてもらえるものではないので、スポーツを通して集団生活を身につけて、自らの個性を発揮するきっかけになります。
ただ、人には向き不向きがあるので、もしスポーツがどうしても難しい、うまくいかないと悩んでしまった場合は、思い切って違う趣味を見つけることも大切です。ストレスを感じながらスポーツをしていても上達は見込めませんし、円滑な人間関係も望めません。
ポイントは本人が明るく、他者との関わりができる分野を探すということです。その一つがスポーツということを理解するようにしてください。