皆さん、こんにちは。
コンテンツマーケティングにおいて、ただ無計画にコンテンツを量産すればよいというわけではないということは、
もう既に皆さんご存知かと思います。
ユーザーにとって何が役立つか、何を求めているのかなどをしっかりと把握する上で、「カスタマージャーニー」という概念を取り入れるとよいとされています。
それでは、このカスタマージャーニーとは何か、効果的なコンテンツマーケティングを作成する上で考えてみたいと思います。
◆カスタマージャーニーとは
カスタマージャーニーとは、ユーザーが商品やサービスなどを知って、最終的に購買するまでの顧客となり得るユーザーの「行動」、「思考」、「感情」などのプロセスのことを言います。
いわゆるフレームワークというものです。
特に、図示化したものについては「カスタマージャーニーマップ」と言われています。
顧客行動を把握するとき、「商品を買ってくれた」、「バナーをクリックしてくれた」などの目に見えるリアクションだけで満足してはいけません。
顧客はそのアクションの前後や背後にもいろいろな感情や思考、課題などを抱えています。
どのタイミングのときに、どのような情報を顧客に提供するとよいかというコツをつかむためには、カスタマージャーニーの考え方がとても役立つのです。
◆カスタマージャーニーマップを作るメリット
・社内で認識を共有できる
カスタマージャーニーマップを用意する一番のメリットとしては、社内やチームの共通認識を作れるというところにあります。
文字だけの情報でなく図式化されていることで、より短時間に複数の人達が直感的に理解をすることができます。
マーケターはもちろんすべてのスタッフが、それぞれ自分たちの顧客について理解しやすくなるという特徴があります。
・施策の運用がスムーズにできる
チームでマーケティング施策を運用している場合にはなおさら、活用できます。
チームでの意思疎通をスムーズにしておくためにも、図式化しておくととても便利です。
指示出しをより明確にしたり、上司へ施策について説明をしたりするときにもおおいに役立ちます。
・より顧客目線で施策を考える事ができる
具体的な対策や施策を考えるときには、数字の認識だけでは不十分な場合が多いです。
カスタマージャーニーマップを制作することで、顧客の立場に立って考えられる訓練になるのです。
また、ペルソナがどのように考えているか、何の情報が求められているか、など予想しているだけでは意味がありません。
カスタマージャーニーマップを用意することで、顧客行動を具体的に予想しながらどのチャネルを選んでいくべきか優先順位をつけながら判断することができます。
・コンテンツ企画の羅針盤になる
最後に、コンテンツを制作するときどうしても担当者ごとの主観が入り、内容にズレが生じてしまうという事が起こりえます。
カスタマージャーニーマップを用意することで、「どんな段階の顧客の、どんな課題を解決する」などというコンテンツが果たすべき目的や、ペルソナ像がより明確にできます。
コンテンツを作るとき、まさに羅針盤のように、自分たちが迷わないよう十分に活用できるはずです。