自社サービスwebサイトやブランドサイトを運営している方の中には、
SEOでの集客が不可欠と考えている方が多いかと思います。
弊社では多くのSEO対策代行のご依頼を頂いておりますが、本日はご契約前に前提として抑えておいて頂きたいとても重要な4つのポイントについてご紹介したいと思います。
◆まず、サービスサイトとは
まず、今回の内容においてのサービスサイトとは「企業などが提供する、Web上で自社商品やサービスの購入・問い合わせを行なえるWebサイト」のことです。
最終的な目的とするところに、商品の購入や問い合わせなどがあります。
◆サービスサイトを運営するクライアントのよくあるお悩み
- SEO対策を盛り込んだサイト設計のはずなのに、いまいち検索経由の集客の母数が増えない
- 自社のサービスサイトよりも、アフィリエイトサイトやECサイトのほうがむしろ成果が出ている
- 上位表示したい「ビッグワード」の順位がまったく上がらないもしくは順位圏外のまま
- 潜在的なユーザーが検索するようなキーワードから流入してきてほしいのに、成果が上がらない
これらのお悩みに対して下記のポイントが少しでもヒントになれば幸いです。
◆ポイント①:商品名やサービス名が含まれるキーワードを逃さないこと
当たり前と思われてしまうかもしれませんが、自社の商品名やサービス名・ブランド名など、いわゆる指名検索においては、1位に表示されるように設計されたサイトコンテンツの内容にすることが望ましいです。
例えば、サービス名が「ルーツテック」だとすると、ルーツテックと検索エンジンに入力することで検索結果には1位で表示させるということを意味します。
このような指名検索はユーザーが自社を利用する意欲の一番高いキーワードとなるのですが、上位に表示されていないというだけで大きな取りこぼしが起こってしまう可能性が高いです。
一見当たり前のように感じられる方も多いと思いますが、お問い合わせをしてくる方の中にはビッグキーワードを重視しすぎて、自社のサービスや商品名をおろそかにしてしまっているケースもたまに見受けられます。
◆ポイント②:SEOの内部チューニングの効果に過度に期待しないこと
titleの調整、内部リンクの追加、細かいHTML上の最適化…など、いわゆるSEOの基本的な要件を満たすことだけで、大きな成果を生むということは決してないのです。
もちろん、満たされていた方がいいに越した事はないのですが。
これらの作業は、サイトの価値を100%正確に検索エンジンに伝えるために行うための「サイト仕様の最適化」にあたります。
コンテンツ量が大きいWebサイトの場合、ある程度内部チューニングによるテコが効きやすいということはありますが、ページ数(コンテンツ量)が少量のWebサイトの場合、内部チューニングによる大きな効果はあまり期待できないと言えるでしょう。
競合性の高いビッグキーワードなどで上位表示するために必要なことは、上質なコンテンツの追加や被リンクの獲得など継続的な積み重ねが必要となります。
◆ポイント③:単体ワードやビッグワードでの上位表示だけを目標にしない
「虫歯」「化粧水」「育毛剤」のような、このユーザーはどのような意図を持って検索してきたのだろう?といった検索意図が見えづらい単体キーワードの場合「化粧水 毛穴対策 おすすめ」のようなキーワードに比べて抽象度が高いため、情報の網羅性やサイトのドメインパワーなどが関わってくるでしょう。
サイトの情報を充実しサイトの価値を高めていくことで、長期的に見て狙っていくことは可能ですが、それだけを目標にするとなかなか成果が見えず取り組みのしがいも無いかもしれません。
これら単体のビックキーワードは、あくまで最も大きな目標の一つと決めて長期的に追っていくようにしましょう。
◆ポイント④:潜在層向けに広くキーワードから流入を得たいのであれば、コンテンツを作り込む
サービスサイトは、ポータルサイトなどのように情報量が多くありません。
このため、潜在層への認知をいかに広げていけるかという点がとても重要となってきます。
SEOはそのような潜在層に自社サービスを知ってもらうための有効な手段と言えます。
いわゆるコンバージョン(商品購入や問い合わせなどの最終目的地)に近いキーワードやビッグキーワードでは狙えないような潜在層から流入を獲得して、サービスを認知してもらうのであれば、広くキーワードを狙いに行く必要があるのです。
ユーザーが求めていること(キーワード)に対するしっかりとした答え(コンテンツ)を持っているということがSEOを成功させるために必要不可欠なことです。
このため、
・潜在ユーザーが検索するであろうキーワードを推測し広く考えてみる
・キーワードに対応できるコンテンツを用意する(用語集、よくある問い合わせ、ノウハウなど)
・潜在層向けコンテンツで流入してくるユーザーにすぐのコンバージョンを期待せず長い目を持っておくこと
コンテンツを作る際にありがちになってしまうのが、検索ボリュームのあるキーワードからひたすらコンテンツを作っていくという手法です。
場合によってはもちろん成果がでるため、必ずしも間違っているということではありませんが、検索ボリュームだけで考えてしまうことによって、検索ボリュームには表れない顧客になる可能性があるユーザーニーズを見逃してしまうということにもなりかねないため、注意が必要です。