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タバコを「吸っていい」と聞くのはおかしい?

■タバコを「吸っていい?」と聞くのはおかしいのか

 

とあるレストランなどの人が集まる場所でタバコを吸うことが可能な席に座ったとします。しかし、片方が愛煙家で片方が非喫煙者だった場合は、非喫煙者の気を使って「タバコを吸いたいんだけど吸っても大丈夫?」と聞くのは当たり前のこととなっております。しかし、それが聞かないほうが良いのではないのか、という意見があるのです。

 

事の発端はこのような経緯です。タバコを吸ってもよいかと聞く→辞めてほしいと言い切る→一本だけだからとか煙がそっちに行かないようにするからといって無理やり押し切る→タバコを吸い始める。このようなケースとなっております。

 

このようなタイプの人は「タバコを吸っていい?」と聞くけれど、それはあくまで常套句のようなものであり他人の意見はどうでもよいと考えている人たちだと思います。実際にこんな場面に遭遇してしまった場合、あなたならどうしますか?

 

この話題となったお話に遭遇した人物は、ツイッター上で「意見を聞かないのなら確認をとらないで勝手に吸ったほうがマシ」と答えており、一時期SNS上で話題となりました。

 

もし、筆者がこのようなタイプの人に遭遇した場合は最初からあきらめるでしょうし、心の底では「どうせ吸うのだから聞くなよ」と思ってしまうでしょう。おそらく心のどこかで侮蔑している可能性もあると思います。

 

■すべての喫煙者がこのようなマナー違反ではないが…

 

個人的にはこのように伺いを立てた風を装いながら結局はタバコを吸う人はマナー違反だと思います。最初から意見を曲げる気はないのに、他の人たちに同調させて罪悪感を減らすために確認しているだけでしょう。だからこそ、体験者のような「確認しないで勝手に吸い始めたほうがマシ」という意見に心の底から同意できるのです。

 

もちろん、すべての喫煙者がこのような憤りの覚える行動をとるわけではありませんが、確認をとってくれることでNOと言われたら、それを受けとめて止めてくれる人だっています。そのような人たちからすれば、喫煙者のイメージ悪化に繋がるので、辞めてほしいと感じるのではないでしょうか。

 

タバコの煙が苦手という人も結構いるので、我慢できる人は我慢してほしいというのが非喫煙者からの意見として出てきます。そのため、一部の非喫煙者からすれば許可を出してはいるけれど断り難いから空気を読んでいるという意見も出てきているので、なかなか難しい部分だとは思います。

 

それでも、伺いを立てておきながらその意見を無視するような人にはなってはいけないのではないでしょうか。意見を求める側も辞めてほしいと言われたらその場では吸わない人間になりましょう。