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ドラゴンクエストは世界では売れていないのか?

日本の製品や商品や技術は世界に向けて発信されることで好評となって、大人となるものが沢山あるのですが、その中で苦戦をしているのがゲーム業界と言われております。今回は、日本を代表するゲームの一つであるドラゴンクエストを主軸に日本製のゲームの世界的な売り上げを見ていきたいと思います。

■日本のゲームは海外では売れない?

日本人の気質は外国の方と大きく異なるので、日本人から見て「このゲームは面白いから是非やってほしい」と思っていたとしても外国の人から見たら「何が面白いのかわからない」と一蹴されてしまうことがあります。

つまり、日本で流行ったものが海外では通用しないと胃ケースが多いということなのです。実際に国民的なゲームとなっているドラゴンクエストやファイナルファンタジーが海外でどれくらい売れているのかを見て比較していきましょう。

プレイステーション2向けに作られた「ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」は国内ではだいたい360万本と驚異的な売り上げを記録したのに対して、国外では約110万本と言われております。360万本と比べると見劣りしてしまうので、国内と比べてほとんど売れていないというのはここからきているのかもしれません。

ちなみに、同じくらい国民的なゲームとして人気となっているファイナルファンタジー12は国内で約240万本の売り上げでしたが、海外では約280万本とかなりの売り上げを誇っているのです。

■海外における浸透度の差?

あらゆる商品や作品には人気が出てくるとその人気に対して気に入らないという気持ちが先行する「アンチ」と呼ばれる存在が出てくるのですが、ドラゴンクエストに対するアンチの意見として多いのが、ファイナルファンタジーと比較して海外展開に成功していないところを指摘する人たちがいます。

もともと、ドラゴンクエストもファイナルファンタジーも海外展開は最初からされていたのですが、実はドラゴンクエストのほうはファミコンで4を海外展開した後はプレイステーションに部隊が移行するまで海外展開は控えます。1~4までは北米で発売されていたのに5と6は発売されていないということです。そして7と8は海外でも売られるようになりました。

一方のファイナルファンタジーですが、海外展開は1と4と6以降ととびとびとなっているのですが、6以降は海外に当たり前のように展開しております。他のゲーム機でリメイクしたものは発売しているようですがそれは今は置いておきましょう。

最初は同じ時期に発売していた両者ですが開発スピードの差でファイナルファンタジーのほうがドラゴンクエスト8が出る時までに多くの作品を世に送り出しておりました。ドラゴンクエスト8の北米展開が2005年と言われておりますが、そのころにはファイナルファンタジー11が北米で展開されていたのです。つまり、より多くの作品が提供されていたということになります。

これから想像できることはファイナルファンタジーのほうが多くの作品を海外に提供していたので、なじみ深い作品となっていたのではないでしょうか。そのことから、このような商品販売数の差が出るようになってしまったのだと思われます。

■売れていないは嘘

日本のRPGと呼ばれているレベルを上げるゲームは海外の人たちには受け付けにくいと言われておりましたが、色々とデータで見たところそうでもないということが見えてきました。たとえ日本向けに作られたとしても、そこそこの売り上げはみせてくれているのです。