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ニキビには種類がある、違いを覚えておこう

肌トラブルの中でできてしまうとなかなか厄介な存在となってしまうのがニキビです。ニキビは邪魔なもの以外の何物でもないのですが、このニキビにも種類があり、種類によって対処法を考えたほうが良いという意見もあります。今回はこのニキビの種類について解説いたします。

■ニキビの種類について

ニキビは毛穴の入り口が何らかの原因で詰まることで発生します。毛穴には皮脂腺という皮脂を作る器官が必ず接しており毛穴の中で皮脂が分泌されるのです。つまり、顔の脂は毛穴からできているものということになります。

皮脂分泌量が多くなりすぎてしまったり、角質が硬く分厚くなってしまうことで詰まりやすくなり、毛穴詰まりからニキビができるようになるのです。詰まってしまうことで、皮脂が逃げ場所を失いニキビの初期状態になってしまいます。

思春期にできるニキビの場合は皮膚側に原因があるわけではなく、男性ホルモンの分泌が過多になることで皮脂腺から作られる皮脂の量が増えてしまうことで発生するのですが、大人の場合は色々な理由が複合的に絡み合って発生します。

まず、皮脂が外に出られなくなってしまうと「白ニキビ」が誕生します。つまりニキビの中でも白ニキビは症状が軽いので対処することで回復する可能性が高いニキビということになります。

ここからちょっと悪化すると「黒ニキビ」となるのです。これは毛穴が詰まってしまったがその詰まっている部分は空気に触れていることで酸化していくのです。つまり、ニキビができて期間が空くと黒くなるということです。この段階でもケアすることでまだまだ対応可能です。

主な原因は化粧を落とさないで眠ってしまうことや、無理に長時間化粧をすることとありますが、洗顔やスキンケアが不足することでも発生するようになるので、きちんと洗顔をするようにしましょう。炎症を抑えるためには美容液などを使うのも有効ですが、睡眠や食生活も関係してくるのでしっかりケアしてください。

ここで放置することで皮膚の常在菌の一つであるアクネ菌が毛穴で繁殖して炎症が発生するようになります。こうなるとニキビが赤くなり「赤ニキビ」となるのです。つまり、赤いニキビは炎症しているという表れなのです。こうなると、炎症状態なので痛みが発生するようになるでしょう。菌が繁殖していることで化膿する恐れもあり絶対に潰してはいけない状態となっております。

この炎症状態が強くなることで、ニキビが黄色くなります。これが「黄ニキビ」です。こうなると膿が出来上がっている状態なので、毛穴の内部組織破壊が始まっており、他の毛穴にも炎症が広がってしまうでしょう。ここまでくると例えニキビが無くなったとしてもニキビの跡が発生する確率が高いです。

また、毛穴の膿と血液が混ざることで黄色ではなく「紫ニキビ」になることもあります。しこり状態となってしまうので、黄色ニキビよりもたちが悪く跡が残る確率は非常に高くなります。

■ニキビの進行度を理解する

ニキビの色の進行度は白→黒→赤→黄→紫ということが分かりました。跡ができる段階は後ろのほうが強いので、可能な限り白や黒のうちに対応できるようにしてください。