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ブラック企業の最大手と言われたワタミ創業者の名言

今ではブラック企業の代名詞となってしまった「ワタミ」ですが、一部の方からはメディアによる被害者だという認識もあります。それでも、あのワタミ創業者の創業者さんは「それはちょっとどうだろう」という言葉を残しております。今回は、そんな彼が残した名言(迷言)を紹介します。

 

■「無理」というのはですね、嘘吐きの言葉なんです!

 

世間一般ではブラックのイメージが圧倒的に強いのが居酒屋チェーン「和民」です。実際に2008年には長時間労働と過酷な深夜業務から追い詰められてしまって投身自殺をしたことが大きな話題となり、これ以降の「和民」はブラック企業という扱いを永遠と受け続けます。

 

しかし、このブラック企業のイメージを確たるものとしてしまったのは、創業者である渡邉氏の発現にもあるのです。違法労働が当たりまえのような発言を何度も繰り返し行ってしまったことから、会社イメージを最悪なものとしてしまいます。

 

 

その会社イメージを決定づけた言葉の一つが創業者と村上龍氏の対談で出てきた「「無理」というのはですね、嘘吐きの言葉なんです!途中で止めてしまうから無理になるんですよ」という発言になります。

 

もちろん、対談していた村上龍氏は意味不明で「この人は何を言っているんだろう?」という疑問符を浮かべることになるのですが、この言葉にはさらに恐ろしい続きがあり、「途中で止めてしまうから無理になる」とか「鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる」とか「そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えない」という言葉が出てきます。

 

この意見、あなたはどう思いますか。はっきり言って個人的に言わしてもらえば意味不明ですし、従業員の人生はどうでもよいとしか考えていない発言にしか見えません。擁護する事なんか不可能だと思います。

 

■一部だけ切り取られている部分もあるが…

 

確かに、一部分だけ切り取られて前の文章や後の文章を使わないために理不尽な言葉となってしまった例もあります。例えば、「365日24時間、死ぬまで働け」と言われたら絶対にブラック企業だと思ってしまうでしょうが、この言葉の続きに「言葉通りにしろと入っていない、あくまでそんな気持ちで、働いてほしい」というのが続いているのでちょっとイメージが変わってきます。

 

それ以外にも「会社に貯金する」という発言のみ切り取られていましたが、この言葉は一部だけ抜きとられており、省略しないで記載すると「上司に貸しを作って会社に貯金する感覚を持ち、会社に不可欠な人材となるように仕事してください」となっています。

 

■許せないのは確かだが、曲解するのはどうかと思う

 

和民は個人的にも許せないブラック企業の一つですし、自殺に追い込まれてしまった人は本当にかわいそうだと思っております。しかし、一部の発現を曲解して記事にしたりメディアに乗せるのははっきり言って卑怯ではないでしょうか。私たち一般市民の方にはしっかりとした情報を届けて、どのようにブラックだったのかを教えてもらいたいものです。