Home>IT>リスティング広告でよく見る「ROAS」「CPA」「ROI」って何?
IT

リスティング広告でよく見る「ROAS」「CPA」「ROI」って何?

皆さん、こんにちは。

お金をかけて広告を出すからには、それ以上のメリットが欲しいですよね。
クリック課金型のスポンサードサーチでは、コストやコンバージョンについて把握することができます。
しかし、さらにビジネス全体での成果というものを正しく測るためには、CPA、ROAS、ROIの理解が必要となります。

このCPA、ROAS、ROIって一体何なのでしょうか?

今回はリスティング広告において正しい効果測定ができるよう、これらの語句について理解していきたいと思います。

◆まず、リスティング広告では正しい効果測定を行いましょう

広告は、目標値と実際の成果を照らし合わせて評価されます。
一般的には、広告費とその広告によって得られた売上や利益のバランスが指標となってきます。
特にクリック課金型のスポンサードサーチ(YahooやGoogleなど)では、効果が詳細な数字として示されます。
よってこれらの広告は正確に評価しやすい広告といえるでしょう。
逆に効果測定を行わないということは、せっかく備わっているそれらの広告をうまく生かしきれていないということにもなります。

◆費用対効果を図るための指標「CPA」「ROAS」とは

リスティング広告の費用対効果をはかるため、
CPA」(Cost Per Acquisition:コスト パー アクイジション)と
ROAS」(Return On Advertising Spend:リターン オン アドバタイジング スペンド)
という2つの指標があります。

・「CPA」とは:

CPAとは1コンバージョンを出すためにいくらかかったかという獲得単価のことをいいます。
この数値が低ければ低いほど、費用対効果が高いといえるでしょう。
CPAは下記のような計算式で算出します。

CPA=コスト÷コンバージョン数
※コスト=クリック数×平均CPC

たとえば、月間10万円の広告費用をかけてリスティング広告を運用したとして、100件のコンバージョンが得られた場合のCPAは、「10万円÷100=1000円」となります。

・「ROAS」とは:

使用した広告費用の回収率(何倍になって返ってきているか)」のことをいいます。
また、広告掲載料1円あたりの売上額を示します。この数値が高ければ高いほど、費用対効果が高く効率的に広告が運用できているといえるでしょう。
計算式は次のように計算します。

ROAS=売上÷コスト×100(%)

たとえば、売上が50万円で広告費用が10万円かかった場合、ROASは「50万円÷10万円×100=500%」となります。
これは、広告掲載料1円あたり5円の売上ということになります。

◆投資効果を利益ベースで表すことができるROIとは

CPAやROASに加え、1クリックにつき投資効果を利益ベースで表すことが指標が「ROI」(Return on Investment:リターン オン インベストメント)といわれるものです。
ROIは、次のように計算します。

ROI=(コンバージョン数×平均利益単価-コスト)÷コスト×100(%)

たとえば、1000円の利幅が見込める商品がリスティング経由で300個販売できて、広告費用は10万円だったとします。
この場合のROIは、「(300個×1000円-10万円)÷10万円×100=200%」となります。
これは、広告掲載料1円につき2円の利益を生み出す事が可能ということになります。
ROASが1以上でもROIが1未満なら、利益としてはマイナスなので早急に広告をストップするか改善策をねる必要がでてくるでしょう。