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ワールドカップ出場国が増えるの!?

2017年現在日本代表はワールドカップ出場のために必死に戦っており、そのことを筆者も心の底から応援している状況ではありますが、そのワールドカップの出場枠が2026年から増えることが確定しております。なんと32ヶ国から48ヶ国と16ヶ国も増えることになるのです。

 

■今のところの最新ニュースでは

 

2017年4月現在においての最新ニュースとしては、48ヶ国になるのは1月中に決まっており、その振り分けがどうなるのかが大筋で決まったようです。異論や議論があると変わってくる部分ではありますが、現在における情報を記載します。

 

出場枠の増え方は以下の通りです。

 

欧州13ヶ国→16ヶ国

南米4.5ヶ国→6ヶ国

アフリカ5ヶ国→9ヶ国

北中米カリブ海3.5ヶ国→6ヶ国

アジア4.5ヶ国→8ヶ国

オセアニア0.5ヶ国→1ヶ国

 

このようになっております。もちろん、大会開催は2026年とまだまだ先のことではあるので、これから先色々と変わってくる部分もあるでしょうが、2017年4月の段階ではこのように動いているということを認識してください。

 

これを見ると解ってくることは大陸間プレイオフが無くなるということと、アジアとアフリカの枠が思いっきり増えていることです。個人的にはアジアの枠とアフリカの枠を削ってヨーロッパの枠を18ヶ国にしたほうが良いと思っています。ヨーロッパの予選は今のやり方だと9グループに分けて戦い、グループで2位になっても出れないということが発生しているので、ヨーロッパの強豪がいけない可能性が高くなっているからです。18ヶ国にすれば2位まで行けるようになるので、個人的には良いと感じております。

 

■メリットもデメリットも大きい

 

メリットは参加できる国が増えることで、今まで参加することができなかった国が行ける可能性が大きく広がり、それぞれの国に希望を持たせ、サッカー文化を根付かせることができるということです。特にアフリカとアジア、そして北中米カリブ海の枠が広がっているので初出場国が確実に増えることになるでしょう。

 

デメリットは、全体的なレベルの低下と試合数が増えることで開催期間が確実に延長され、負担が爆発的に増えることでしょう。また、予選に対するやる気の低下も考えられ、ハードルが低くなることで最悪の場合大会そのものの価値が低下することすらあります。

 

特に、個人的に気になるのが大会期間拡大による選手の拘束期間延長です。弱小国なら、予選敗退になるので、長くて2週間程度しか拘束されませんが、決勝まで行けるような国は1ヶ月は拘束されます。大会規模が大きくなるとこの拘束期間も1ヶ月半になったり、準備期間を設けると2ヶ月になることだって考えられるでしょう。

 

イングランドのプレミアリーグのような過酷なリーグでは、ただでさえ試合数が多く休みの期間が短いのに、その休みの期間がほとんど無くなってしまうのは大問題だと思っております。

 

ファンを増やすために、オフシーズンは他の国々を巡ってツアーを行っているチームも多いのですが、それも確実にできなくなると思います。おそらく、それぞれのクラブチーム側からは猛反発を受けることになるので、そこら辺の折り合いをFIFAがどうするのかも見ものとなるでしょう。彼らは無視する可能性も高いと思いますが、気になる部分ではあります。