学生生活でお勧めされる事柄はいくつもありますが、学生のうちに一人暮らしをしておいたほうが良いという意見もかなりあります。そこで、今回は大学生活のうちに一人暮らしをするメリットついて考えていきましょう。
■学生における一人暮らしの利点を理解する
高校や中学の頃に寮暮らしをしたことがある人でも、本格的な一人暮らしを体験したことがある人は少ないでしょう。そのため、大学生のうちに可能なら一人暮らしをしたほうが良いと思います。その最大のメリットは一人暮らしの大変さを体験できることにあるのです。
今まで親がしてくれていたことをすべて自分でするようになるので、その苦労の本質を理解することができるようになります。何となくでしか理解していなかったことを体験することは非常に重要なことであり、一人暮らしを強いられたときに知るよりははるかにマシと言えるでしょう。
社会人になってから一人暮らしは当然になってしまう人も多く、その時に覚えておけばよいと考える人もたくさんいるでしょうが、社会人の場合は自分の時間が全く取れない状況に追い込まれる人もたくさんいるので、炊事や掃除といった家庭のことがほとんどできないことすらあります。追い込まれた状況で生きてくるのは経験ですが、この経験がない人ははっきり言ってどのように行動したらよいのかわからなくなるのです。
そのため、ある程度時間に余裕がある学生のうちに一人暮らしをしておいたほうが良いという意見が大量に出てくるのです。自分の時間をすべて自由に使えるという利点もあるので、そちらを推している方はそのような意味も含まれるでしょうが、やっておくことに大きな意味があるということは覚えておきましょう。
■経済的に無理な人は辞めておきましょう。
ただし、大学に入ったのは良いものの一人暮らしとなった場合はお金のかかるレベルが違います。実際に一人暮らしが必要になった場合は、家電製品もそろえる必要もあり、部屋を借りる必要もあるのではっきり言ってかなりのお金が必要になるでしょう。部屋の代金や家電製品の代金をバイト代から捻出するなら話は別ですが、大学生活をスタートする人がそこまでのお金を用意できるのは、稀だと思います。
また、高齢の家族がいるのでできれば家ですごしたいという特殊な環境に入る方もちょっと話が変わってくるでしょう。そのような人たちは介護のサポートをできる限りこなすようにしてください。実際に、家族のサポートとして介護関係の補助を行ったというのは大学時代のエピソードを就職面接などで求められた時にも有用ですし、家族からも非常に助かると思われるようになります。
ですので、一人暮らしができる環境にある方はお勧めとなっておりますが、無理していろんなものを用意する状況にある方はしないほうが良いでしょう。選択肢として親が用意してくれる環境にある方は進んで一人暮らしの道を選ぶようにしていただきたいです。
大学生活は社会人になるための準備期間となっているので、できる限り有効に使って満足いく生活を行えるようにしましょう。
