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学生から知っておくべき睡眠の質について リラックス編

社会人でも学生でもいくつになっても変わらないのが睡眠です。若い時ならたくさん寝ることができるとか多少の質の変化は考えられますが、最近の学生の場合は睡眠の質が著しく低下しているのでうまく体力回復ができていない人が多いのです。そこで、今回は睡眠の質を高める方法を、リラックス編として紹介します。

■深い睡眠をとるために必要なことはリラックスすること

深い睡眠をすることで脳は十分な休息をすることができるようになりますし、睡眠時間が短くなったとしても朝をすっきりとした状態で起きることができます。逆に深い睡眠をとることができていない人は、長時間寝たとしても脳がすっきりせずに中々スムーズに活動することができません。睡眠時間が短くてもスッキリ起きれる人と、長いのにスッキリ起きれない人では自由にできる時間効率が圧倒的に異なってくるので、深い睡眠を理解することが本当に重要なのです。特に、現代日本では深い睡眠をとれる環境からはものすごい離れていっているので、若者の睡眠の質も確実に団塊の世代の方々が若かった頃よりも下がっていることでしょう。

まず、深い睡眠をとるためには副交感神経が優位な状態にする必要があります。睡眠時の自律神経は副交感神経が優位になることでリラックスした状態になるので、どれだけ就寝前にリラックスした状態に近づけられるかがカギになるのです。よくある「遅い時間なのに眠れない」とか「なかなか寝付けない」というのは交感神経が優位な状態となっており興奮状態になってしまっているのが原因となっています。眠れない夜は脳が冴えていると思いますがそれは交感神経が優位な状態だと思ってください。そこから副交感神経が優位な状態を作ることができれば自然と眠れるはずです。

■リラックスする方法について

それでは具体的にリラックスする方法を紹介します。まずやることはぬるま湯で浴槽に20分ほど半身浴をすることです。ここでいうぬるま湯とはだいたい38~40℃なのでこの温度をキープしてください。リラックスする方法としてよく挙げられるお風呂ですが、暑すぎるお風呂だと逆効果になるので深部体温が温められるほどの温度が良いのです。半身浴をする場合は入浴剤を入れると効果が上がります。そこで、深部体温をしっかりと上げて下がろうとすると自然と眠気が出るようになるので睡眠の質がはるかに向上します。

また、お風呂に上がった後はホットミルクやココアなどを摂取して牛乳のタンパク質を消化して生成される「オピオイドペプチド」を摂り入れてください。これを飲むことで自律神経が落ち着くようになるので睡眠の質が上がります。

また、気持ち良い程度のストレッチを行うことでリラックス状態に近づけるのでこちらもお勧めでしょう。ただし、激しい運動や痛みがあるストレッチは逆効果になるので、無理な運動となる行動は控えるようにしてください。あとはクラシックなどα波を出してくれる音楽を聴くとリラックスできるので落ち着きたいときはお勧めとなっています。