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日本人ではサッカーのスーパースターは出ない?

選手の評価を測るバロメーターとして給料というものがあり、そのことからも日本人ではサッカー選手としてスーパースターになれる人はいないと答える人がたくさんいます。そこで、今回は、日本人からサッカー選手のスーパースターは出るのかどうかを考えていきます。

 

■年俸10億円以上をもらったことがある日本人は少ない

 

日本人選手であらゆるスポーツで年俸10億円以上をもらったことがある選手というのは非常に限られております。しかし、野球選手にはメジャーで活躍できた方には多くいてまさにスーパースターとしての地位を給料面からも約束された人たちがたくさんいるのです。

 

サッカー選手でも、今では海外で活躍する人がたくさん増えてきましたが、さすがに年俸10億クラスの選手にたどり着けた人はいません。世界的に有名なクラブに所属する選手はかなりでてきましたが、それでも年俸10億円クラスの選手はなかなか出てこないものなのです。

 

インテル・ミラン・バイエルンミュンヘンなど超が付く名門クラブに所属していたとしても、スーパースターとなると世界が認める活躍を示さないと到達できないものなので、致し方ない部分とは言えるのではないでしょうか。

 

しかし、野球との比較材料としてこの部分に触れる人というのはかなりいて、メジャーで完全に主力選手として活躍するスーパースターはたくさんいるのです。なぜ、野球選手ならば数人でもそのクラスが日本人で誕生するのに、サッカーではほとんどいないのでしょうか。

 

■分母の差が大きいのではないだろうか

 

理由はいくつかあると思いますが、最も大きいのは分母の違いだと思います。この分母というのはサッカー選手数や野球選手数だと思ってください。野球の競技人口はだいたい4000万人以下と言われているのですが、サッカー選手の場合は競技人口が2億5000万人はいるといわれており、6倍以上の差があります。

 

つまり、日本で同じくらいのサッカー選手と野球選手が誕生したとしてもスーパースターになれる確率がそれだけで1/6となってしまいます。プレイする人口が多ければ多いほどスーパースターになる選手が格段に増えていくので、日本人がスター選手になる確率が低下していってしまうのです。特に、サッカーはまだまだ世界で競技人口が拡大中なので、おそらく近い未来に3億人は突破してしまうのではないでしょうか。

 

競技人口が増えることはその競技が世界的に有名になる、栄えることに繋がりますが、逆に言ってしまうと日本国内からスター選手が出る確率が減ってしまうことを意味しているのではないでしょうか。アフリカのような身体能力が日本人よりも優れている方々で、競技人口が爆発的に増えてしまうと考えると日本人が入る隙間が減っていくようなイメージが出来上がってしまいます。

 

■人気がありすぎるからこそ、壁が厚くなる

 

世界から愛されるスポーツというのは、世界中でプロになりたいと思っている人がたくさんいるはずです。広まるのはもちろん悪いことではありませんし、推奨したいことではありますが、日本人という観点のみで考えると、ちょっと唸ってしまうところがあるのではないでしょうか。