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避けたいけど…ブラック企業はなんでなくならないのか

10年以上前から叫ばれるようになった「ブラック企業」という言葉ですが、いくら叫ばれてもこのブラック企業は消えることはなく、むしろ増え続けているという説が有力視されております。そこで、今回は何故ブラック企業が消えないのかを考えていきたいと思います。就職を希望している人たちも真剣に考えていきましょう。

 

■働ければよいという方が消えないから

 

ブラック企業が消えない理由は色々とあるでしょうが、大きな理由はこの「働ければよいという方が消えないから」ではないでしょうか。実際に、2011年に発生した震災によって海沿いで働いていた方々は自分が働いていたお店が壊滅したり、船が壊れてしまったりで都に居を移して働き始めた際に、このブラック企業に多くの方が流れたと言われております。

 

なかなか働ける職場が見つからずに、必死に就職先を探していたとしてもずっと見つからないでいると精神的に追い詰められるようになり、お金にも困ってしまうようになるでしょう。このような状況になってしまった方は「ブラック企業でもお金がもらえるのなら問題ない」と考えるようになるのでブラック企業に覚悟をもって務めるようになってしまいます。

 

お金がない人たちは企業の良し悪しは二の次になってしまうので、生活費を手に入れる手段にブラック企業を頼るようになってしまいます。はっきり言ってブラック企業は常に人がいなくなっているので人材募集をずっと行っており、職場を探している人には何時か目についてしまうのです。

 

また、生活に余裕がない方はブラック企業かどうかを判断するための最も大切な情報収集手段であるスマホやパソコンを持っていないことがいて、情報収集ができないという方もいるので、どうしても引っかかってしまうのでしょう。

 

■ブラック企業の知名度が低い

 

ブラック企業が減らない理由の一つに中小企業のブラック企業が無くならずに増え続けているというものがあります。大手がブラックな環境にあったのなら、ニュースでも高確率で報道されますが、中小企業がブラックな環境にあったとしてもマスコミは報道しないことのほうが多いでしょう。視聴率や発行部数を稼ぐためには、大手の企業がブラックであると訴えたほうが有効的な手段なので、それらの声にかき消され続けてしまいます。

 

世間から関心が集まらないブラック企業は、その情報が表になかなか出てこないのでやりたい放題ができてしまうのでしょう。やりたい放題された側はたままったものではないのですが、はっきり言って対応しようがないのが現実なので、中小企業=ブラック企業という悪いイメージが付きまとうようになってしまったのです。

 

労基などもでも中小企業はなかなか相手にしてくれないという情報もありますので、立入調査をする確率も低いのではないでしょうか。

 

■関心がないブラック企業は消えない

 

関心があるブラック企業はその悪名が一生残り続けるので、改善をしないと世間一般の声で叩き潰されてしまいますが、関心のないブラック企業は潜み続けて人を酷使し続けますが、世間一般の方々に被害を受けた人たちの声は届かないのではびこり続けてしまうのでしょう。つまり、日本からブラック企業は無くならないということになります。