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野球ファンじゃない方にとって野球放送は邪魔?

野球やサッカーは心の底から応援できるスポーツの一種で、テレビ観戦をしている人たちも熱が入るものです。しかし、野球の場合はいつ終わるのかわからないので、中継が延長されることもよくあります。しかし、野球ファンではない方にとってこの延長が非常に厄介と捉えている人が多いのも事実なのです。

 

■民法の放送具合でもよく分かる

 

野球ファンというのは今ではかなりの盛り上がりを見せておりますが、10年くらい前にはかなり減少してしまい、テレビでも一切見ることが無いという方も増えました。この野球を全く見ない方々にとって最も厄介だと感じている部分が、「自分の気に入っている番組が野球中継でなくなる」ことと「延長になってみる時間帯がずれるor見れなくなる」ではないでしょうか。

 

特に、現代はいろんな文明の利器の進化によって、「毎週予約機能」や「自動録画機能」というものが登場し見たい番組を簡単に録画できる時代となっております。しかし、野球中継によって消えてしまったり放送時間がずれてしまうと、うまくとれていなかったり、そもそも放送されていなかったりといった事態が発生するので怒り心頭となるのです。

 

野球の視聴率が減ってこのようなクレームが大量に放送局にいくようになると、次第に延長放送が無くなっていき、テレビ放映そのものが無くなってしまうようになります。人気があるのならどのようなクレームがいっても強気で放送できるとは思いますが、視聴率がとれない状況では強気に出ることもできず延長放送や野球放送そのものも民法ではなくなってしまうものなのです。

 

■サッカーやバスケットは時間が決まっている

 

他の球技であるサッカーやバスケットといったものはプレイ時間というものが決まっており、その時間内でいかに決着をつけるかにすべてを集約する必要があります。ロスタイムやタイムアウトの回数によって終了時刻は多少ずれることはありますが、そこまで大きくずれることはなく多くても10分程度でしょう。そのため、放送する側もよほどのトラブルが無い限り必ず決まった時間枠に抑えることができるのです。

 

ネット上でよくある議論の一つに「野球VSサッカー」がありますが、この時にサッカー側が攻撃する材料の一つにこの終了時間がでてくるのです。野球にそこまで興味がない方や番組を潰されたり延長されてしまうことで憎しみの心が生まれてしまった方々は、「他の番組が全部潰されてきたのは許せない」とか「ネット配信やケーブルテレビにして地上波ではやらないようにしてほしい」という言葉すら残しております。

 

一部の方からは「そもそもテレビを見ないから番組がずれてもどうでもよい」という身も蓋もない言葉を投げつけられておりますが、この枠に抑えるかどうかは非常に難しい問題と言えるのではないでしょうか。はっきり言って万人が納得する方法なんてないと思います。

 

■答えが出せない議論、多数派が少数派の声を消すのか

 

結局は、多数派の人たちの声のほうが優先されるようになるので、延長放送があるのかどうかといったものは野球を延長してでも見たいという声が大きくなればなるほど確率も上がるものだと思います。これは全ての日本人が納得できるものはないので、これから先もずっと議論になり続けるでしょう。