Home>恋愛・結婚・離婚>離婚と子供の気持ち
恋愛・結婚・離婚

離婚と子供の気持ち

離婚夫婦の婚姻後の経過年数を調べてみると、結婚後5~10年の夫婦の離婚が最多となっております。年齢層では、30~35歳がボリュームゾーンです。

この年齢層だと子育て中の夫婦が多いようで、年齢は幼稚園~小学校低学年かと思います。熟年離婚でもない限り、離婚に際して子供の気持ちは影響が多大です。今回は子供への影響を考えた離婚への準備を説明していきます。

① 子供は両親を嫌っているのでしょうか?
一般的に子供は両親が大好きです。仕事が忙しくてあまり遊べないお父さんやお母さんを、寂しい思いをしていても嫌いになりません。
しかし、夫婦仲が悪いとつい、子供の前で相手の悪口を言ってませんか?それでも、子供が片方の親を嫌いになるケースは少ないでしょう。
よって、離婚原因1位の「性格の不一致」のケースでは、子供はどちらの親も好きでしょう。離婚で無理に片親から離される子供の気持ちを考えると、よく説明したほうがいいですね。今は状況を理解できなくても、成長した後から理解できることも多いのです。

② 面会の時間を設けるか?
可能な限り月に1回でも設けた方がいいですね。相手との時間の調整など、話したくもないかもしれませんが、子供にとっては親に違いがありません。
ここは、離婚を選択した自分の責任なので、子供が望むならパートナーとの調整は行いましょう。良くないのが、離婚後も元のパートナーの悪口を子供の前で言い続けることです。幼いころは子供の気持ちをあなたの方にコントロールできるかと思いますが、成長してから離婚の実情に気付くと思わぬしっぺ返しを受けますよ。

③ 行事への参加は嬉しい!
入学式や卒業式そして結婚式への出席いかがでしょう?「性格の不一致」で離婚したのであれば出席して欲しいですね。両親からすれば会いたくもない元パートナーかもしれませんが、子供からしてみれば欠席は寂しいものです。憎しみ合っているのでなければ、結婚式への出席も考えていただきたい。

まとめとして、離婚と子供の気持ちについて説明してきました。幸か不幸か解りませんが、離婚することによって一般的な家庭(両親が揃っている)とは違う環境で育っていきます。何らかの負担や寂しい思いをさせているわけです。
それなら、両親として筋道を通していただきたい。離婚の説明や面会、行事への出席は「離婚はしたが子供は大切に、いつまでも思い続けている」というメッセージになります。子供からすると心強いメッセージです。

しかし、これらの協力体制が不可能な場合があります。DVの場合などは絶対に合うべきでなく、連絡すらしなくてよいでしょう。傷つけられている姿を見ているので子供は理解します。また、子供へのDVなど言語道断です。毅然と離婚を選択しましょう。