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やっぱり中小企業はブラック企業が多いのか?

社会人となる際の会社選びで絶対に避けたいのがブラック企業です。このブラック企業に多いと言われているのが中小企業となっております。しかし、統計学的にブラック企業割合などを提示しているわけではないので、都市伝説と感じている人もいるのではないでしょうか。今回はこの部分にフォーカスを当てて議論をしていきたいと思います。

 

■中小企業はブラックが多いのは都市伝説?

 

ブラック企業の代名詞となってしまっている中小企業ですが、ブラック企業かどうかなんて入社してみないと解らないので、ある意味究極的な宝くじのような状態と言えるでしょう。しかし、人生に大きな影響をもたらす入社がそんな博打要素に左右されてしまうのは非常にきついと思います。

 

そのため、都市伝説のような情報であったとしても多くの方が信用しているのならその情報にすがってしまうでしょうし、多くの方々が「中小企業はブラック企業が多いらしい」という情報から、基本的に中小企業を避けるようになるでしょう。

 

しかし、なぜ中小企業はブラック企業が多いのでしょうか。その部分を深く掘り下げていくと真実が見えてきます。

 

■知名度が小さいことがブラックをはびこらせる

 

そのもっとも大きな原因が知名度の低さです。大企業がブラック企業だった場合は間違いなくニュースになるでしょうし、世間一般も大きな関心を集めて非難するようになるでしょう。マスコミも大きく報道することになるので、大企業はなかなかブラック企業的な立ち回りをすることができません。いわゆる、世間からの関心が強すぎるためにも、クリーンな状況を作り上げる必要性があるのです。

 

逆に、世間からの関心も薄く、ニュースになることもほとんどない中小企業は、マスコミが大きく取り扱うこともないので、好き勝手ができるのではないでしょうか。つまり、日が足らない場所にいるからこそ上の人間の判断で好き勝手できる状況になっているのです。

 

このように、ブラックな状況が続いている会社というのは基本的に社員は使い捨てとなっていて、ある程度酷使したら辞めることを理解して人を使い続けます。そうして、ボロボロになって会社を辞めてしまった人がいたら、新しい部品の補給のように人材募集を出して次のパーツを求めるのです。

 

本来なら絶対に許されるようなことではありませんが、メディアも中小企業がブラック企業だったとしても大きく取り上げることはほとんどないのです。仮に、そこの社員がブラック企業だったがゆえに自殺をしてしまったといった事件に発展したらニュースになるかもしれませんが、社員の出入りがやたらと多く、サービス残業が多すぎる程度では報道には値しないと判断され、当たり前の一部として考えられてしまうのでしょう。

 

■ブラックを避けるにはやっぱり大企業なのか

 

大企業の中にもブラック企業はありますが、内部告発などによって大幅なイメージダウンにつながると、大問題となってしまい、株価などにも直結するようになるのでリスクがあまりのも大きいのです。しかし、中小企業はこのリスクが少ないので、やりたい放題のところもあるのでしょう。企業選びは本当に難しいです。

 

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