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SEO対策のペナルティー要素

WEB上てビジネスをするにあたって、世にも恐ろしいものがある。それは検索エンジンでのGoogleのペナルティ処置である。世界中の検索エンジンをCIAのごとく管理するGoogleは定期的にWEB構築にあたってのガイドライン(Webmaster guideline)を公開していて、もしもその規格に違反した場合はペナルティの対象として罰を与えるのだ。

その処罰とは検索結果ランキングの順位を下げたり、重罪と判断した場合には検索エンジン内から排除してしまうという恐ろしいものだ。順位を上位に上げたいが為に、論外なテクニックの数々を使うことは、処罰という形で結局は自分に返ってきてしまうのだ。どのような要素が、ペナルティの対象となってしまうのか、いくつかご説明してみよう。

◇不自然なリンク◇

検索結果の内容からは、全く関係ないサイトへと導引するリンクを付けること。これに対しては基本的にはGoogleから注意のメッセージが届き、そのリンクを消去することで解決される。

◇内容のないサイト◇

コンテンツのボリュームも少なく、ユーザーが見たとしても何の価値もないサイト。または、ユーザーの検索結果に全く関係のないコンテンツであるもの。この場合はスパムとして取り扱われてしまう。

◇多すぎるキーワード◇

必要以上にキーワードが繰り返し使ってあるもの。文章として不自然だったり、コンテンツの内容として不自然だと考えられた場合は順位が下げられてしまう。ただ、純粋に自然な流れでキーワードを使うことが推奨されている。

◇隠しテキスト・リンク◇

検索エンジンに認識させるためだけに文字やリンクを隠して設置すること。フォントと背景の色を同じ色にして隠したりすることで、ユーザーには見ることはできないが、検索結果のランキングを操作する行為。これもスパムサイトとして見なされる。

◇クローキング◇

これはSEO対策の非常に巧妙な隠し技で、ユーザーの見るサイトと検索エンジンの見るサイトとを全く別のものにすること。この行為は重罪となり、その内容によってはGoogleのサイトからは抹殺されてしまう。

◇有料リンク◇

コンテンツに設置するリンクを売買することで、SEO対策としての評価を高めようとすること。リンクを購入することは検索エンジンでは禁じられていて、Googleは特にその行為を厳しく罰する。以前アメリカの大手企業がこれをやってしまった時には、数か月Googleの検索エンジンからサイトを消去されてしまった。

◇イタチごっこ◇

これらの罪のほとんどが法律に触れるものではないが、Google領においてなされた場合は許されない行為となってしまうのだ。WEB検索が一般的に普及し始めて以来、このようなペナルティ行為によって検索ランキングを操作する者の数は後を絶たない。これらの行為をブラックハットSEOという。

ブラックハットSEOとGoogle領の捜査部隊であるGoogleパンダ、Googleペンギン、と呼ばれる検知システムはそれぞれの使命のもとで常に追いかけごっこを続けてきた。検索エンジンが新しい検出方法を設定すれば、それをブラックハットは破ろうと陰謀を企てる。それは、イタチごっこやネズミごっこのように、いや、この場合はパンダごっこ、ペンギンごっこと呼ぶべきか、それらは終わることのない追いかけごっこなのだ。

触らぬ神にたたりなし

いずれにしても、ブラックハットの目的の多くはビジネスの向上というよりは、IT技術者としてのプライドをかけた挑戦のようなものがメインとなるので、そもそも目的が違うのである。または、その技術もないのに高い金額を請求するたちの悪いSEO業者もいる。であるから、私達のような一般人はいずれにしてもペナルティの要素となるべき項目には、触らぬ神にたたりなしの態度で接することが望ましいと言えよう。