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エンタメ

テレビ業界の自主規制はやりすぎなのか

テレビ業界衰退の最大の理由と言われているのが、苦情の増加による放送禁止用語の増加及び自主規制の増加にあると言われているのです。中には、「この自主規制はどうなの?」というものまで現れる状態です。そこで、今回はテレビにおける自主規制について考えていきたいと思います。

 

■「頑張れ」がNGワードになってしまった

 

放送禁止用語に該当する言葉は年々増え続け、今では「それも放送禁止用語なの?」と不思議になるくらいいろんな言葉が放送禁止用語として登録され続けているようです。日本の番組制作会社の考え方の基本は具体的な言葉であるNGワードを求めているので、苦情がくる言葉は次々とNGワードとして登録され続けることになります。

 

この頑張れという言葉が放送禁止用語になってしまった背景には、「仕事を頑張れ」という言葉が過労死に繋がるとして悪いイメージが付いており、弁護士や市民団体といったところからクレームが飛んできているとのことです。さらに、優勝を目指して頑張れということもプレッシャーを与えることに繋がるとして、市民団体からはクレームの対象となっています。

 

はっきり言ってこのことに対してはネット上でも賛否両論となっており、「意味不明である」という意見から「納得はできる」と論争状態になっているところもあります。

 

このような動きがあっちこっちで発生しているので、テレビ番組取り巻く自主規制はやりすぎであるという意見も増えつつあります。テレビ離れを加速させる最大の要因が、このようにクレームが大きくなりすぎたことにあるのですが、その影響の最たるものが、この「頑張れ」という言葉の自主規制ではないでしょうか。

 

■この問題は日本国内でも非常に揺れている

 

少し古いアンケート結果ですが参考になるものがあります。2015年におけるORICON STYLEが行った10代~50代の男女1,000人を対象にしたもので内容は「現在のテレビを取り巻く“規制”は妥当だと思いますか?」というものです。

 

このアンケート結果によると、「妥当だと思う」が44.4%、「妥当ではない」が55.6%と非常に僅差です。このように僅差ということは、日本国内でも意見が綺麗に二分してこれから次第で大きく揺れ動くと言えそうです。

 

これは2015年のものなので、「頑張れ問題」の前のものなのですが、もし新たに取り直したらこの影響でアンケート結果も変わっているかもしれません。個人的には「頑張れ」という言葉がつかえないというのはやりすぎだと思いますし、そこまで規制しすぎるとますますテレビ離れが加速して、悪化し続ける未来しか見えません。

 

■あなたはこの自主規制問題をどうみますか

 

この問題に対する答えはありません。人によって意見はバラバラなのでみんなが納得するものなんて用意できるものではないのです。BPOが敏感過ぎることで制作側が自主規制するようになってしまい、ますますテレビ業界が委縮しています。それでも一部の番組ではアイディアで勝負して生き残っているものもあるので、昔よりもはるかに努力は必要になってくるのでしょう。