不妊治療 ~体外受精~

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不妊治療をしている人にとって、体外受精は少しハードルが高いものです。この体外受精はタイミング療法や人工授精をしたのちに妊娠に至らなかった場合、ステップアップとして体外受精に踏み切ります。これは自分の力では妊娠が困難である場合の治療法となります。

 

●体外受精の段階

・体外受精 胚移植

受精後2日~3日ほど対外で培養させます。その後に子宮にもどします。これを初期胚移植と言います。体外受精の中でも最初の段階です。

・体外受精 胚盤胞移植

受精後5日~6日ほど培養して胚盤胞の状態まで受精卵を成長させてかた子宮に戻す方法です。こうすることで、着床率が高くなります。

・体外受精 凍結胚移植

培養したのち、子宮に戻すことはしないで一時的に受精卵を凍結させることがあります。これは。その凍結させている間に、母体の子宮内膜をホルモン補充などで整えるのです。整えたのちに受精卵を子宮内に戻すというやり方です。最近ではこのやり方で妊娠・出産に至ったという女性が増えています。

 

●体外受精を受けるには

これは誰でも受けれるというわけではありません。人工授精でも妊娠が難しく、体外受精でなければ妊娠の見込みがないと判断された場合に体外受精という不妊治療を受けることができます。

また卵子や精子の障害がある場合も体外受精を受けることができます。

 

◇女性側の障害

・高齢で卵子の老化が進み妊娠の可能性が低い

・卵管が閉塞している

・抗精子抗体があり精子を受け付けない

・子宮内膜症で卵子を卵管に運ぶ機能が損傷している

◇男性側の障害

・乏精子症や精子無力症で精子が機能しない

 

このような障害の場合に受けることができます。

 

●体外受精の流れ

体外受精は生理の数日後から始まります。

1日目

排卵を迎えます。排卵が適切なタイミングまで起こることがないよう点鼻薬を使います。

3~10日目

排卵誘発剤を使い、卵胞を成長させます。この期間も排卵を抑える点鼻薬を継続して使います。卵胞が成長するようにするためです。

11日目

排卵を促します。排卵を育てる期間では卵胞がきちんと育っているかを確認します。卵胞が順調に成長していたら、hcg注射を行い卵胞から卵子を排卵するよう促します。

12~13日目

採卵をします。排卵誘発剤を投与した後、約36時間後に卵子を採卵します。このとき、直接膣内に器具を入れるので一般的には麻酔をします。

この日に精子も採取します。射精をしてから2時間以内に専用器に入れた状態で病院へ渡します。そして病院で膝の高い精子を選定します。

13日目

受精させます。精子と卵子をシャーレ上で受精するのを待ちます。3時間~12時間後には受精卵になります。

この後は、最初に説明した段階に応じて進めていきます。

 

●体外受精にかかる費用

体外受精は保険が適用されませんので全て実費支払いとなります。体外受精の段階に応じても費用は変わってきます。10万円~100万円の費用がかかると考えておきましょう。体外受精には採卵、培養、胚凍結、凍結胚移植などの費用がそれぞれかかるので、医師ともしっかり話し合って納得したうえで受けましょう。

 

自治体によって、不妊治療の助成金が設けられています。金額はその自治体によって異なりますので、確認をすると良いでしょう。