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LGBT

日本と海外で違うLGBT教育

テレビでももちろんそうですが、インターネットでもLGBTのことはよく取り上げられているので幅広い年代がLGBTという言葉を知っています。しかし、それはあくまでテレビやインターネットの情報のみに偏っているので、教育現場では実際教えているのだろうか、という疑問が湧きます。
特に日本は海外よりもこうした分野に疎いというイメージがあるので、どのような違いがあるのかご紹介したいと思います。

まず、日本では現実的にLGBTの教育は行われていません。
2017年に学習指導要領にLGBTやその他のセクシャルマイノリティに関する内容は盛り込まない、と決められました。国として決めたということでかなり有名になった話題です。
しかし、義務教育期間での指導はないものの、高校の家庭科の教科書にはLGBTが記載されています。
ただ、日本としてはLGBTを軽視しているわけではなく、むしろ重要視しているが故に教育現場で教えて行くことが困難だと感じられていると考えられています。基本的に当事者や専門家以外ではなかなか知識を得ることが難しく、よくわからない状態の教師が生徒に教えることほど恐ろしいことはありません。
そのため、教師自身もまだ自信がない上に性的指向を自分で選択した結果LGBTになっているという誤認を抱いている教師も多いことがわかっています。教師がきちんとした知識を持っていなければ生徒には何も伝わらず、むしろ誤った形で記憶してしまう可能性もあります。
そもそものLGBTに理解がある、というだけで、教える、という部分にまで日本は到達していないと言えます。

一方で海外ではあらゆる国の授業でLGBTの教育を行っています。
昔は同性愛者を犯罪者として扱っていたフランスでも現在では同性パートナーシップ制度が整っていたり、同性婚も合法化となっています。そのため『科学』の授業で取り上げられていて、胎児の時に性別を決める染色体の役割の説明がされています。そこで、男性の染色体でも女性の外見を備えた男性がいることに触れて、性的指向について解説されています。
多方面で考えられるような教育の仕方をしています。
また、アメリカでは2017年に中学までの教科書にLGBTを含めることが認められました。これによって正しい知識を身につけて、性の多様性が理解できるようになります。また、州によってはLGBTのための学校まで設立されていて、守る環境が整えられています。
さらにLGBTに寛容でフレンドリーだと知られているフィンランドでは中学高校の授業で『人間生物』と『健康教育』でLGBTを扱っています。歴史的な部分も含めて、文化や科学的な観点からの論じられていて、生徒自体も自分なりの考えをまとめることができるような内容です。

日本と海外ではかなり違いがあることがわかります。
教育、というのは多様な生き方や多様な考えを理解し、自分なりに噛み砕く作業が目的になっているので、本来であれば海外に追いつく必要があります。ただ、授業で学んでいなかったとしても、人それぞれの生き方に関しては受容を広く持つことは大切です。