結局野球人気は低迷したままなのか?

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日本人の多くが愛するスポーツである野球ですが、近年は視聴率のとれるスポーツではなくなってしまい、テレビ放送も激減したこともあり、人気が無くなってしまったと言われております。今回はこの部分をより深く探っていきたいと思います。

 

■巨人戦の視聴率は激減した

 

90年代までは20%以上もよく視聴率としてたたき出していた巨人戦のナイター中継ですが、2000年に入って以降急速に視聴率が低下し、今では一けた台にまで低迷してしまいました。野球人気そのものが低迷したという意見がありますが、ここまで視聴率が激減してしまったのには色々と理由があるようです。

 

今ではテレビ局のお荷物であり他の番組といった物を放送したほうが良いのではないのかという意見も多々あり、野球が好きな人にとっては悲しい時代に突入しております。実際にテレビで野球中継が大量にあった時代は、その野球中継によって後続の番組がずれこんでしまうということも多々あり、そのことに対して苦情を入れる人が一定数いたのは事実です。

 

この苦情を入れる人間の数が、20年前よりも圧倒的に増えたのではないでしょうか。やはり視聴者の声あってのテレビ局なので、声が大きくなればなるほどその意思を無視することはできなくなります。

 

■「巨人戦」は視聴率が低下した

 

しかし、昔の野球球団でそこまで人気が無いチームはどの試合でも閑古鳥が鳴くほど客が全くおらず、スッカスカな様子がテレビの「珍プレー好プレー」といった番組でよく取り上げられており、それと比べるとお客さんは入っている様子がうかがえるのではないでしょうか。

 

一部の球団では昔と比べると観客動員数が格段に上昇しており、視聴率も確保されているのが現状なので、地元に球団がある地方では巨人戦ではなくそちらの放送に熱を入れるところも多くなっております。

 

その筆頭が2016年の広島東洋カープの優勝決定戦の時の、広島地区の視聴率です。東京ドームでの巨人VS広島戦をNHKが全国中継したのですが、広島地区はなんと平均視聴率が60%を超えました。瞬間最高視聴率は71%と恐ろしい数字となっております。関東地区の平均が約17%だったので、どれだけものすごい数字なのかが解ってくることでしょう。

 

このように、地元人気を確固たるものにすることに成功した球団は野球人気の低迷とは全く無縁で、地元のチームを必死に応援するためにテレビ中継だって必死に見ているのです。巨人戦の視聴率が低下したのは紛れもない事実ではありますが、地域密着型の球団を持っている地方ではその球団が必死に頑張っている様子が解るのなら視聴率だってとれるのです。

 

■野球人気全体が低迷しているわけではない

 

たしかに、視聴率といったものを基準とした場合は野球人気が低迷してしまったと言われるのも解るのですが、お客さんを呼び込む努力を必死に行っている球団は確実にその成果が出ており、地方での視聴率にもその結果がにじみ出ております。この数字からも、野球人気はまだ終わっておらず今年も元気に盛り上げてくれるのではないでしょうか。