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親にLGBTだとカミングアウトする際に考えること

友人にはLGBTだとカミングアウトできたとしても、親にはなかなか言えずに悩んでいる人も多くいます。現実的にカミングアウトすること自体が全て良しというわけではないからです。
そこで、親にLGBTだとカミングアウトする前に自分の心の準備として考えておくポイントがあります。それは、自分の心への問いかけです。しておくことによって何が違うのかというと、自分のセクシュアルマイノリティへの自信に繋がります。

まず、自分がLGBTなのかということに疑いやためらいがないのか、ということです。
例えばカミングアウトした時に多くの親は「本当なの?」と聞きます。この問いかけに自信を持って答えられなくては親も受け入れることができません。また、自分がLGBTだということにためらいがあるとカミングアウトというエネルギーが必要になる行動を取る時期ではないと考えられます。
自分に自信がなく、どうありたいのかをしっかりと確立させていなければ、自分の生き方を貫くことはできません。罪悪感や不安というのはカミングアウトを良い方向に導くことはできないので、もしそのようなためらいがある場合はカミングアウトを待つようにしてください。
次に、助けてくれる人や自分自身の性的指向に対してしっかりと知識があるか、という部分も大切です。
親というのは自分よりも当然年齢は上で、考えも固執してしまっている場合があります。そうなった時、どうしてもすぐに受け入れることができずに傷つけるような言葉を吐き出したり、無理解な質問を投げかけてくることもあります。
そのような場合に傷ついた心を支えてくれる友人や恋人がいるのか、どのような方向性から質問が飛んできたとしてもしっかりと返答ができるのかというのは重要なポイントです。LGBTであることによって不健全になってしまわないようにしてください。
そして、親としても突然のカミングアウトに不安定になってしまう可能性があります。すぐに理解を求めるのではなく、受け止めてもらえるまで待つという姿勢や心の余裕が必要になるので、その点もよく考えてください。

さらにとても大事なポイントは、どうしてカミングアウトをしたいのか、そのカミングアウトは自分にとって希望なのか、ということです。
カミングアウトは義務ではありません。隠し通すことも通常の生活をしていれば可能ですし、親と良好な関係を築くためには隠した方が楽なこともあります。
しかし、本来親子というものはお互いを理解し、愛し愛されている関係のはずです。カミングアウトの理由がこうした、理解を深めるためであったり、大好きな親に受け入れて欲しいというものであれば、きっとカミングアウトは成功します。
間違っても、憎しみ合いや歪みの矛先の武器としてカミングアウトを利用しないようにしてください。
そして、カミングアウトをすることが今後の自分を豊かにして、笑顔にしてくれるものなのかという点もきちんと考えてみてください。自分も親も1人の自立した人間であり大人であることを認識し、それでも親子という絆を大切にしたいからこそのカミングアウトだと理解してください。