Home>IT>【初心者必見】WEBの効果測定ってどうやるの?最低限抑えておくべき9つの基本指標
IT

【初心者必見】WEBの効果測定ってどうやるの?最低限抑えておくべき9つの基本指標

皆さん、こんにちは。

「ホームページを作ったはいいけど効果が出ているのかわからない」
「WEBサイトの効果を図るにはどんなことをすればいいの?」

これらの意見は意外と多かったりします。

WEBサイトの効果を検証し、具体的にどのような点を改善していく必要があるか把握するためにもWEBの効果測定は非常に重要なことです。

それでは、「WEBサイトの効果測定でここはおさえておきたい」と考える9つの指標をまとめてみました。

0d3edeeaf286d8ea4f1ec5c164fe1442_s

1. ユニークユーザー(UU)数とセッション数

ユニークユーザー数とは、サイトを訪問した人の人数のことをいいます。同じ人が何回もサイトを訪問してきても1人とカウントします。

セッション数とは、セッション数(サイトにアクセス→離脱)の総回数のことをいいます。「ビジット数」と同じ意味で使われることが多いです。一度サイトを離脱してから30分以内に戻ってくれば1つの継続したセッションとみなされますが、30分以上立った後に操作の継続が見られた場合は更に新しいセッションとしてカウントされます。

ユニークユーザー数とセッション数は、見込み客となるユーザーが何人、計何回サイトを訪問してくれているかがわかる大事なデータです。これらがわからなければどのような種類の効果を測定してもあまり意味をなしません。それぐらい重要なデータであることを念頭に入れておきましょう。

2. ページビュー(PV)数

ページビュー数とは、訪問者によって閲覧されたページの総数のことをいいます。
WEBサイトに興味を持った人は次々とWEBサイト内のページを閲覧していくため、満足度の高いサイトほど数値が高くなる傾向にあります。
ページビュー数はサイトの実力を計測するために必要な指標の1つで、ユニークユーザー数と同様に重要視されています。
また、「1人あたりの平均ページビュー数」は、ページビュー数からユニークユーザー数で割ることで算出することが可能です。特にこちらについては、サイトに掲載するコンテンツや商品数などに従って伸びていくことが理想とされています。

3. サイトの滞在時間

サイトの滞在時間とは言葉通り、訪問者がサイトに滞在していた時間を指します。「利用時間」とも言われており、基本的には滞在時間は多い方が好ましいとされています。今の現代人にとって貴重な「時間」を自社サイトにどれだけ費やしているかを計測するわけですから、サイト間の総滞在時間を把握することはサイトの価値を計測するうえで欠かせない指標です。

4. コンバージョン率

コンバージョン率とは、サイトを訪問したユニークユーザー数のうち、商品の購入やWEB申し込みなどの具体的なアクションを起こした人の割合のことを指します。例:月間ユニークユーザー数が1万人で、そのうちアクションをおこした人数が100人なら、コンバージョン率は1%となります。特にショッピングサイトなどでは、平均コンバージョン率は1%から2%と言われています。ECサイトでは、ある特定のページまでたどり着ければコンバージョン率が高くなるというキーとなるページが存在することがよくあります。そのページさえおさえておけばURLを設定してそのページの「到達率」を計測することもできます。

5. CPA(Cost Per Acquisition)

CPAとは「Cost Per Acquisition」の略で、1件あたりの申し込みや資料請求などに至るまでにどれぐらいの費用がかかったかという顧客獲得単価のことをさします。
例としてインターネット広告の1つであるリスティング広告では、キーワードによってクリック単価が異なる為、設定したどのキーワードでどれぐらいの獲得コストがかかったかを測定することが重要です。

6. リファラー

リファラーとは「参照元」とも言われ、現在閲覧しているページを基準にして1つ前のページURLの情報がわかります。リファラーは、SEO対策を行う上で欠かせない情報と言われています。その理由としては、どのサーチエンジンでどのようなキーワードを入力してサイトにアクセスしてきたかということを測定することでき、
今後のキーワード対策などに効果的に活用することができます。

7. 入口ページ

入口ページとは、利用者がサイトを訪問した際に最初にアクセスしたページのことをいいます。サーチエンジンを経由してのアクセスの場合、検索結果に表示されたページが入口ページとなるため、SEO対策を考えるうえでこちらもおさえておくべき指標となります。また、トップページが入口ページとなる割合を入口率といい、現在の入口率はアクセス経路多様化のため平均20%から30%に低下しているというデータがあります。

8. 離脱ページ

離脱ページとは、ページ内で最後にアクセスされたページのことで、「出口ページ」とも言われています。GoogleAnalyticsなどの一般的アクセス解析ツールでは、各ページごとにページから離脱した「離脱数」と「離脱率」がわかります。離脱率というのは、離脱数を離脱ページのページビュー数で割ると算出できます。GoogleAnalyticsの場合、離脱数の多い順離脱ページを表示するため、サイト訪問者がどのページから離脱しているかを確認できます。

9. 訪問者動線

訪問者動線とは、訪問者がサイト内でどのように動いたかをみることができます。
店舗の商品陳列と来店したお客様の動線を考えるということと同じ原理です。アクセス解析では「導線」とも言われています。
動線を分析する目的としては、予めこちら側で想定した導線に沿って訪問者がページを移動してくれているかどうかを確認し、ページ構成や誘導方法などを改善していきサイト全体のコンバージョン率を向上させることにあります。

975ba1fb5a6d3ac82df63afa2a782b08_s

以上がWEBの効果測定をする際に抑えておくべき指標です。

上記の場合、ほとんどがGoogleAnalyticsなどの無料アクセス解析ツールで確認ができるので、まずは導入してみることをおすすめいたします。
※GoogleAnalytics導入設置方法についてはこちらの記事も併せてご確認ください。
「案外カンタン!?Google Analyticsの利用【導入設置編】」
「案外カンタン!?Google Analyticsの利用【使い方編】」