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クールビズってどこまでが許されるものなのか

今ではもはや当たり前になったクールビズの考え方ですが、このクールビズは多くの方々に戸惑いを与えているのが事実となっております。その理由はどこまでなら許されるのか、どのような服装だったら良いのかがあやふやで感覚に会わせるしかない部分が多いからです。そこで、今回はクールビズの服装について確認します。

 

■環境省におけるクールビズの服装可否

 

クールビズとは日本で夏期に環境省が中心となって行われている、環境対策などを目的とした衣服の軽装化キャンペーンの一種であり、冷房の設定温度を28℃にするための、薄着の格好のことを意味しております。そのため、環境省からどのような服装なら許されるのかの服装可否がPDFといったデータでインターネット上に存在するのです。

 

その、環境省からの発表によると、クールビズで許される服装はノーネクタイ・ノージャケット・半袖シャツ・かりゆしシャツ・チノパンといったものです。しかし、ノージャケット・かりゆしシャツ・チノパンといったところはOKとは出ているようですが、徹底されていないという記述があります。

 

さらに、スーパークールビズにまで発展するとそれにポロシャツ・アロハシャツ・スニーカーといったものが追加され、Tシャツは執務室限定か無地なものならOKとなり、ジーパンも破れていないものならOKという扱いになっております。サンダルも執務室のみなら許されるようです。

 

問題は、これらは環境省における服装可否であって、自分たちとは関係ない状態になってしまっているということでしょう。

 

■クールビズは環境対策目的

 

クールビズはあくまで環境対策を目的とした衣服の軽装化キャンペーンです。ラフな格好を広めている運動ではないので、身だしなみの整っていない格好が許されたわけではありません。そのため、着崩した格好をするのは許されないということを覚えておいてください。

 

また、このように決まったものではないので、客先訪問が必要ならそれに合わせて服装を変える必要があります。例えば、相手先が夏でもみんなネクタイをしているようなところなら、こちらもネクタイをする必要がありますし、逆にクールビズを全面的に取り入れているのなら、ネクタイを外さない姿勢が偏屈で空気の読めない人という扱いになってしまうことがあります。

 

ようするに、状況によって服装も変動してしまっているので、相手側の服装が解らないと対応できないという結論になってしまいます。そのため、取引先に訪問が必要なら、その取引先と比較的仲の良い相手にクールビズの浸透度がどうなっているのかを確認するといいでしょう。

 

■クールビズも相手に合わせて

 

クールビズの格好も結論から言わしていただくと、相手の会社に併せて変動するものなのではっきり言って決まっているものではありません。間違いない服装というのは、夏でもスーツ・ワイシャツ・ネクタイというものですが、訪問先がみんなクールビズを取り入れているのなら暑苦しく思われてしまうので、ちゃんと対応できるように情報収集を行ってください。