皆さん、こんにちは。
ここ最近ではオウンドメディア運用代行についてのお問い合わせや依頼をよくいただきます。
オウンドメディア運用の際はコンテンツを多くの人に見てもらうために、ソーシャルメディアの運用もセットで必要となります。
しかし、昔ながらの経営をしてきた多くの企業はここで躓いてしまいます。
・Twitterを使って情報発信したところで効果なんて出るの?
・LINEを使って情報発信したって。。
・Facebookページを作ってみたはいいけれどファンがなかなかできず3日坊主
ソーシャルメディア(SNS)を活用してもなかなか「いいね!」がつかない、ファンが増えない、効果が出ない!
でもその反面あの企業はソーシャルメディアで売り上げが上がっているらしい。なぜ?うちとどんなところに差があるの?
という悩みを持つ企業はとても多いです。
これはいまだマスマーケティングに執着しているという点が足を引っ張っているのです。
バブルを体験した企業のほとんどは、ソーシャルメディア運用で躓くことが多いです。
大量消費時代だったバブル期では、需要が供給を上回り、特定のターゲットを決めともすべての消費者を対象にして、テレビやラジオ、新聞、雑誌などのマス広告で一方的な情報発信をするだけで十分に効果をあげられていました。
「とにかくたくさんの人に見てもらえればその分成果が上がる」といった考え方が定着していたんですね。
しかし、今の日本ではそれらの一方通行な情報発信は通用しなくなりました。
需要が足りていないこの時代の主導権を握るのは供給側である企業ではなく、消費者です。
数ある商品の中から、消費者が選んでいる時代です。
そこで、大事なのは一方的な上から目線の情報発信ではなく消費者と同じ目線でコミュニケーションをとっていく必要があります。
SNS運用を始める場合は、「パソコンが得意な人」ではなく「コミュニケーションが得意な人」を担当にするとよいかと思います。
それでは、どのようにソーシャルメディアを通じて消費者とコミュニケーションを取ると効果的なのか?
を考えていきたいと思います。
・新商品、ついに本日発売!
・本日から30%オフキャンペーン!
・この製品には○○という成分が含まれており。。
という表現方法を見たことがある人は非常に多いのではないでしょうか?
これが従来のマス広告時代に多かった表現方法と言えます。
しかし、ソーシャルメディアで唐突にこのような投稿をされたら消費者は不快な思いをしてしまいます。
コミュニケーションを楽しむソーシャルメディアでこのような一方的な投稿は全く効果をなさないばかりか嫌われてしまう可能性が高くなります。
しかし、マス広告思考が定着してしまっている企業は、効果が出ないからもっと割引額を増やそう!とか投稿数ももっと増やそう!と誤った方向に向かって更に嫌われてしまう道を突っ走ってしまいます。
ソーシャルメディア運用で大事なことは、消費者を動かすのではなく、消費者の立場に立つことが何より大事と言えます。
よって投稿内容や表現方法を今までとはまったく異なった視点で考える必要が出てくるのです。
・めちゃめちゃ面白い!
・めちゃめちゃ役立つ!
・めちゃめちゃ感動する!
このように人の感情を大きく揺さぶるようなコンテンツが消費者に好まれます。
例えば、キャットフード会社「フリスキー」がコンテンツ動画をYouTubeにアップをしたところ、
世界中に広まり一気に1500万回以上の再生記録を打ち出しました。
https://www.youtube.com/watch?v=G4Sn91t1V4g
猫が主人公のほっこりとした動画です。
ここでいうなら、日本ではめちゃめちゃ癒される!めちゃめちゃ可愛い!がふさわしい表現になるかと思います。
このように消費者やエンドユーザーに見てみたい!!と思わせられるうなコンテンツを投稿することが大切です。
ソーシャルメディアを使えば、すぐにシェアしてもらって口コミが広がるという簡単なお話しではなく、
「いかに人の感情を揺さぶるコンテンツを作ることができるか」が重要ということになります。
以上の点を下記にまとめるとこのようになります。
・マス広告時代のような上から目線の一方的な情報発信は避ける
・SNS担当者はコミュニケーションが得意な人を採用
・感情を揺さぶるようなコンテンツを考えてみよう
上記ポイントをつかみながらSNS運用を行うことで、よりよい結果に結びつくはずです。
SNS運用は根気が必要な作業ですので、なかなかカンタンにいかなくてもあきらめないで取り組んでいきましょう。