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ハローワークでいつまでも求人があるのは危険?

ブラック企業かどうかの判断基準はいくつかありますが、その中の一つにいつまでたっても求人報告が無くならない企業というものがあります。おそらく、ハローワークで仕事を探したことがある人は「いつまでも求人がある企業は危険」という言葉を聞いたことがあると思います。そこで、今回はブラック以外のパターンも考えていきましょう。

 

■専門性が高すぎて人が集まらない

 

人の出入りが激しすぎる企業は確かにいつも求人広告を出していますが、それ以外のケースも多々あるのです。その中でも多いのが、専門性が高すぎる職場です。「○○資格保有者」や「○○の経歴何年以上」といった実績や資格が必要な場合は多いケースと言えるでしょう。

 

このような求人は人が欲しい状態ではあるのですが、その人に当てはまる人が限りなく少ないので、どうしてもいつまでも求人募集を行う必要性が出てきます。その希望する人材さえ来れば、その企業は求人募集を止めることになるので、ブラックとは絶対に言えないでしょう。

 

これに該当するのはおそらく看護師や薬剤師といった方々ではないでしょうか。薬剤師はかなりの人材難だと聞いておりますので、どこの企業でも不足しており、求人募集もおそらく1年中行っているところもあります。

 

■本当に急成長中で人材がずっと足りていない

 

人材募集において最もあたりと言える企業かもしれません。本当に会社として大当たりをしてしまったがゆえに、会社の規模拡大が急務で人材募集をしている会社です。現代日本では少数派ですが、このような会社の場合は求人募集をある程度人材が揃うまで長期間行うことがあります。

 

ついつい、いつまでも求人募集があるので怪しいと思ってしまいますが、大当たりと言える可能性もあるので、詳細を見ないで省いてしまうのはあまりにももったいないと言えるでしょう。しかし、急成長中の職場は人手が圧倒的に足りていないことも多いので、仕事の量が膨大なことも多々あります。そのため、人によってはブラック企業だと思ってしまう人もいるでしょう。

 

■人気が無い

 

そもそもの人気が無い職場のために、人が全く集まらない業種も人材募集をずっと行い続けることになります。離職率が高くはないところも多いでしょうが、人気が無い職場のため慢性的な人材難となってしまうのでしょう。

 

この代表的な現場は介護関連だと思います。介護の現場は離職率があまり高くない企業も多いのですが、イメージと薄給になってしまっている実情から非常に不人気です。介護職は高齢化社会に合わせて確実に人が欲しくなる業界ではありますが、人気が非常に低いので常に求人募集をし続ける必要性が出てきてしまいます。

 

■慢性的な求人募集の理由は結構多い

 

ブラック企業は確かにいつまでも人員募集をします。その理由は離職率が異常に高いため、人集めをしないと会社が成り立たないからです。しかし、それ以外の会社はまっとうな理由がありますので、しっかりとした見極めが重要になるでしょう。