美容と健康にいいということで、コラーゲンや酵素、プラセンタ等のサプリの話はよく聞くが、実はどんなに美容や健康にいいと言われるものを体内取り入れたとしても、結局はヒアルロン酸が不足していると体内にはほとんど残らないと言われている。
ヒアルロン酸は、潤い成分の代名詞として、その成分自体が体内や肌の水分補給をしてくれると思っている人が多いと思うが、実は、このヒアルロン酸というのは吸収した水分やうるおいを逃さないように保持する役割をしてくれているのである。
人間の体は成人した人で約６０％の水分で構成されているということで、赤ちゃんの時は８０％もあり、それが年齢と伴い、特に４０歳を超えると５０％以下へと減少の道を辿ると言われる。もともと半分以上は水分で構成されている人間にとっては、それが見た目にも大きな変化を見せていく。その大切な水分の保持量は、ヒアルロン酸の量が、年齢を重ねるに従い失われていくことに大きく関係していると言われている。
水分と潤いを、引き止めてくれるヒアルロン酸の不足によって、水分が出て行き易くなり、体内に留まってくれないから、肌も乾燥し皺もできてくる。シミやくすみ、髪の毛の乾燥や抜け毛の原因とも考えられている。
赤ちゃんが、口に入れたものを物凄い力で吸収し成長していくのは、赤ちゃんの体に充満するヒアルロン酸がしっかりと出ていかないように引き止めて、つなぎ留めてくれるからだそうた。その引き止める力、留める力が低下してしまえば、何を口にいれても、長居してくれないことになるのた。だから、美容の為、健康の為と色々な物を口に入れる前に、十分なヒアルロン酸を確保したいものだ。
この水分、栄養の守護神のような存在ヒアルロン酸は、以前から美容業界では主要な成分の１つとして重宝されてきた。情熱的な美容家たちのために、美容外科や美容クリニックなどでは効果的に体内に取り入れるため、ヒアルロン酸を注射してくれるところもある。
ネット通販などでも、以前からヒアルロン酸のサプリは出ていて、潤い成分を作ってくれるコラーゲンや、骨や関節を強くしてくれるグルコサミン、コンドロイチン等と組み合わせてあるものも多い。最近では注射とまではいかなくとも、部分的に直接肌に注入できるタイプのものも出ている。
何か気になる成分のサプリを飲む時など、ヒアルロン酸を一緒に飲むと、その効果も明らかに違ってくるだろう。
食物にも多く含まれているので、鳥の手羽や豚足、オクラや納豆など、自然派の方や料理好きの方などは、自宅でも自分で簡単に取り入れることができる。ドラッグストアにも、目薬や化粧水、スキンクリーム、ヘアケア商品など気軽にこの水と潤いの守護神の恩恵を受けることはできる。コンビニでも小さなボトルで売られていたり、ゼリーや飴に入ってたりと、何と便利な世の中だろうか。
生命あるものはすべて、年月がたてば衰えていくのは、自然の摂理。それは、神様にも止めることはできない。それに必ずしも年齢を重ねていくことはマイナスイメージばかりではないけれど。
ただ、ほんの少し、身体への心配りで美しさや若さ保てるとすれば、やってみる価値は高いと言えるのではないだろうか？
