リスティング広告に出てくる「入札」って何?今更聞けないWEB広告知識

皆さん、こんにちは。

リスティング広告と聞くと度々出てくる「入札」という言葉。

リスティング広告ってオークションなの?一体どういう仕組みで運用されているの?
今後導入を考えているからこそ、概念をよく知っておきたい!

このような疑問を持つ方のために、
今回はリスティング広告の1つ「検索連動型広告」でおなじみの「入札」という作業についてご紹介していきたいと思います。

◆検索連動型広告の仕組みをもう一度おさらい!

まずは検索連動型広告の基本から振り返っていきましょう。
検索連動型広告とは、Yahoo! JAPANなどでキーワードを検索したときに、その検索キーワードに合った検索結果に表示される広告のことです。
表示される場所は、検索サイトの「検索結果ページ」ということになります。

この場合上部に出ている枠内のものが検索連動型広告と言われているものです。場合によってはサイトの上部や下部だけでなく、右横などにも表示されることもあります。

検索連動型広告の最大のメリットは、このようにユーザーが検索したキーワードに関連する広告を表示できるという点です。
ユーザーがわざわざ検索をするというのは、タイムリーにそのキーワードに関する情報を必要としているときなのです。
従って検索連動型広告は、情報を探している見込み客となるユーザーに対し、効率よく広告を表示できる広告手法ということになります。

◆検索連動型広告に出る「入札」とは

表示される広告は検索キーワードで変化していきます。
検索連動型広告では、キーワードを登録してどのような広告を表示させるかといったことを、広告主自身が決めることができます。
このときに行う作業として、「キーワードへの入札」があります。

検索連動型広告というのは、広告がユーザーにクリックされたタイミングで、広告料金が発生するという仕組みになっています。
広告主が行う事としては、まず自社の広告を表示させるキーワードを作成、管理画面で設定をします。
設定したキーワードに対して、1クリックにつき何円までなら支払えるかといった金額を設定します。
この作業を「入札」といい、ヤフオクなどのオークションと概念的なところは似ているかもしれません

この入札を行って、他広告文章やリンク先となるURLなどを設定することで、晴れて検索されたときに検索結果に表示されるようになるということです、

◆入札価格はどのような水準で決定すればよいのか?

「入札」という言葉からイメージできると思いますが、検索されやすい人気のキーワードには同じように競合がたくさんそのキーワードで設定をしています。
このため、設定したキーワードの入札単価が高ければ高いほど、その企業は検索結果上位に表示されやすくなり、入札単価が低い企業は検索結果の目立たない所に追いやられてしまうか、表示すらされないということが起きてしまいます。
表示順位についてもいろんな考え方がありますが、一般的には上位に表示された広告ほどクリックされる可能性も高くなる傾向があり、もちろん上位に表示されている企業はそれ相応の入札費用を払っているということになります。

それでは、どの程度の価格で入札すれば上位表示されやすくなるかということは、キーワードによって大きく変わってきます。
検索数の少ないニッチなキーワードであれば、1クリックあたり数円程度の入札価格で十分な場合があります。
逆に検索数が多く人気なキーワードの場合、1クリックの入札額が数百円〜数千円となるケースなども起こりえます。

ただ、ここで重要なのは入札単価を上げれば良いという単純なことではなく、何クリックされれば1コンバージョンが上がるのか、1コンバージョンで上がる利益はいくらかなどを計算した上で、マイナスが出ないように設定する必要があります。
場合によっては、1コンバージョンの利益と入札単価が合わず検索連動型広告を潔く諦めるか、他のニッチなキーワードで獲得を狙うなどすることも必要となってくるでしょう。