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世界レベルの大問題、野球のトラブルについて

昔と比べると色々とスピードアップが進んでいるスポーツ業界ですが、そのスピードアップにおいて対応が厳しくなり非常に大きく取り上げられるのが審判になります。そのため、大きな誤審があると大問題に発展することもあるのです。しかし、問題を引き起こすのは選手でもなければ審判でもなければ、実はお客だったというものもあります。

 

■2017年大問題となったWBCの事件

 

2017年においてスポーツでにぎわった要因の一つにまずはこのワールドベースボールクラシックですが、この中には間違いなく一生語り継がれるであろう問題がいくつか発生しました。その筆頭が、山田哲人選手のホームランボールをきわどいところで身を乗り出してキャッチしてしまった観客の問題です。

 

ざっくりと経緯を説明すると山田哲人選手がホームランかどうかのきわどい打球を放つ→お客さんが身を乗り出してその打球をキャッチしてしまう→ルールにより二塁打になるというものであり、何度この映像を見返してもきわどすぎるので何とも言えないものとなっているのです(個人的にはぎりぎりで入っていないと思っています)。

 

これが完全なるホームランならキャッチしても問題なかったのですが、身を乗り出してキャッチしてしまったことでこのようなことになってしまったのです。この試合は日本が圧勝したのでネット上で大炎上する程度に収まりましたが、仮に1点差で敗戦といった状態になった時は引っ越しを余儀なくされるといった事態にまで発展したでしょう。

 

「ホームランかもしれないのにかき消された」とか「仮にフェンスに直撃だったとしても山田選手の足の速さなら3塁に行けたかもしれない」という、野球に詳しい方やそうでない方々から恐ろしいほどの非難を浴びせられたので、この少年はトラウマになってしまったと思います。

 

■山田選手の対応は素晴らしかったが…

 

この幻のホームラン事件の後に、山田哲人選手が「僕は全然気にしていない。だから野球を嫌いにならず、またグラブを持って応援に来てほしい」と日刊スポーツにコメントが掲載されており、その後には「自分が完ぺきなホームランを打てなかったのが悪い」と誤っている姿勢すら見せているのです。

 

この大人な対応によって多くの方から素晴らしいと賛辞を受ける形になったので、一応は美談という形で終わりを見せております。

 

今の時代はこのような大きなトラブルが発展すると一気に大問題にまで加速して、家の特定や名前の特定といったものまでされるようになってしまい、被害がその子が住んでいる家にまで及んでしまうようになります。もちろん、そんなことは許されるものではありませんが、今の時代ではネットがあるので簡単に炎上して拡散してしまうものなのです。

 

■代表戦でのこのようなトラブルは一緒消えない

 

この行動をしてしまった少年は、一生画像が残り続けるのでおそらく生涯にわたっていきにくくなってしまうと思われます。多くの方が観戦する試合だったからこそ、ここまで大きなトラブルになってしまったので、野球も嫌いになってしまうかもしれません。インターネットは非常に便利ではありますが、大炎上する可能性もあるので、ルールは守って観戦するようにしましょう。