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中小企業診断士は難しいですが非常に強い資格

中小企業診断士という資格を知らない人も多いと思いますが、この資格は非常に強力な資格で転職の際にこの資格を持っていることを示すだけでほぼ確実に合格することができるとすら言われているのです。今回は、この中小企業診断士について詳しく紹介します。

■中小企業診断士っていったい何?

名前から何となく中小企業診断士とはどのような資格なのかを理解していただけると思いますが、その想像をより鮮明にしていただくために、わかりやすく解説します。

この資格は中小企業の経営者からの依頼などで企業の経営診断を行い、これならどのように会社を運営していったらよいのかをアドバイスを行うことができる、国が認めた国家資格となっております。要するに中小企業の業務全般に関してアドバイスができるスペシャリストです。

「中小企業支援法」第11条に基づいて経済産業大臣が登録する本格的な資格で、経済産業大臣が一定のレベルを持っていると判断したものが登録されるものとなっており、非常に高難易度です。とある情報筋では合格率は3~5%程度でかなりの難易度となっていることがそこからも見えてきます。

日本経済を支えてきたのは大企業という声も多いですが、その大企業の下支えになっているのは中小企業であり、中小企業こそが高度経済成長期からずっと日本経済をさせていました。しかし、現代日本では次々と中小企業が倒産し、経営不振となっている会社が非常にたくさんあり、それらの危機的な状況を経済面から支える存在として期待されているのがこの中小企業診断士となっております。

■役割をもっと詳しく!

なんとなく、この資格保有者の立ち位置は理解していただいたと思いますが、それでも具体的に何をするのかまでは見えてこないと思います。なので、もっと具体的に詳しく解説していきましょう。

与えられた役割は企業の成長戦略を決めるために必要な情報を統括してアドバイスを行うとか、場合によっては任務を与えられた中小企業と行政や金融機関のパイプ役を行う必要もあり、現状分析を行ったうえで、最も正しい成長戦略に該当するアドバイスを行いつつ行政とも立ち回る必要があるので、総合的に幅広い知識と経験が必要になるのです。

経営アドバイスや行政や金融機関とのパイプ役も行うということは税理士ではできないような経営戦略上の相談役という非常に重要なポストに就くことになります。

■有能な管理職と見られる

実際にこの資格を持っている人たちは管理職に多いようです。中小企業診断士の資格を持っている人は幅広い視野でお金の管理やマーケティング、そして法律や人事管理ができる存在となりますので、経営者側から見ると重要なポストを頼める人材となってきます。いわゆる、その資格を持っている人だから難しい業務も頼める人と見られるようになるのです。

もちろん、この資格に会社ごとの特色に合わせた資格、例えば保険関連の業務なら社会保険労務士、ソフトウェア関連の仕事ならIT関連の資格といったものをとることで、実務業務が可能な管理職という位置を確立することができます。