Home>子育て>切迫流産ってなに??
子育て

切迫流産ってなに??

妊娠すると、喜びと同時に心配なことも増えてきます。赤ちゃんはお腹にいて見えないからこそ、元気にしてるかな?ちゃんと成長しているのかな?なんてことを考えてしまいます。妊娠して健診を受けていく中で切迫流産なので安静にしてくださいと言われたことのある妊婦さん、まさに今その状態の妊婦さんもいると思います。

切迫流産という言葉だけでドキッとしてしまいます。では、切迫流産とは一体どのようなことなのでしょう?

 

●切迫流産

切迫流産とは、妊娠21週6日までの間で、胎児はお腹の中にいますが流産しかけている状態のことを言います。流産をしてしまうと妊娠継続はできませんが、切迫流産の場合は継続が可能です。しかし、それは絶対とは言えません。病院で切迫流産と診断された場合、医師の指示にしっかり従う必要があります。多くの場合は、薬の服用と自宅安静を指示されます。

 

●切迫流産の原因

流産は妊娠初期に起こるもので、そのほとんどが胎児の染色体異常が原因です。切迫流産も染色体異常が原因であることが多いのですが、その他が原因になっていることもあります。

子宮頸管無力症・子宮筋腫などの病気を抱えている場合

子宮内で炎症が起きている場合

体の冷えやストレス、疲れがたまっている場合

双子や三つ子などの多児妊娠の場合

このようなことが原因になることがありますので、体調で気になることがあった場合には、すぐに産院に相談をしましょう。

病気を抱えている場合は、薬の服用の場合もあれば、手術をすることもあります。また、妊婦のときの体は自分が思っている以上に疲れやすくなっています。無理をしないこと、重い荷物などをもってお腹に負担をかけないようにすること、休憩をこまめにとることはとても大切なことです。

 

●切迫流産の症状

多くは出血と下腹部痛です。妊娠初期に出血があった場合、子宮に何らかの異常が起きているということなので、出血があった場合はすぐに産院に連絡をしましょう。ほとんどの場合が、すぐに産院に来るように指示されます。

また、下腹部痛は妊娠中にはよくあることなので、大丈夫と思いがちです。しかし、その下腹部痛が長く続いている場合や重い鈍痛の場合はすぐに産院に相談をしましょう。

 

 

流産は5人中1人が経験するといわれています。しかし、どんな確率であってもせっかくお腹に宿ってくれた赤ちゃんとお別れするのは心がとても痛みます。切迫流産の段階ではまだ希望がもてます。なので、まずは安静にすることが第一です。場合によっては、切迫流産の症状を抑えるための薬を出されることもあります。出血していたり、お腹がよく張ってしまう場合は止血剤、子宮収縮抑制剤や張り止めなどです。薬を出された場合は医師の判断のもとなので、忘れることなく服用しましょう。赤ちゃんだけの命ではなく自分の命も関わることです。なので、少しでも気になることがあれば、産院に相談しましょう。そうすることで、早めに発見することができることもあります。