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大人と子供のニキビの違いを教えてほしい

子供の頃はニキビに苦しめられたという人は多くいるでしょうが、大人になってもニキビに苦しめられている人は今の世の中には非常にたくさんいます。しかし、この子供ニキビと大人ニキビには差があるのです。今回はこの違いについて解説いたします。

■大人ニキビと思春期ニキビの違いについて

子供でも大人でもニキビの見た目は同じなので扱い方もついつい同じになりがちですが、できるまでの過程が異なります。そのため、大人ニキビと子供ニキビでは対処法が異なってくるのです。

まず、思春期にできるニキビは男性ホルモンが大きく関係しております。13~18歳の時期は第二次成長期に入るのでホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが一気に増加します。男性ホルモンは皮脂分泌を促す皮脂腺を刺激するので、この年代の男の子は顔の皮脂が増えやすいのです。

こうなると、皮脂分泌量が一気に増加するようになるので毛穴からの皮脂分泌が間に合わなくなります。間に合わなくなってしまった皮脂は毛穴を塞ぐようになるので、ニキビができるようになります。つまり、第二次成長期が終わってホルモンバランスが整うようになれば、この状態は回避できるようになるということです。

大人の場合は、ホルモンバランスが崩れるような生活をするとか、皮脂分泌が乱れるような生活をしてしまうことが大きな原因となります。それ以外にも、皮脂の生まれ変わりであるターンオーバーがうまく機能していないことで毛穴のつまりが発生しやすくなり、バリア機能が低下することで角質化が進むこともあるでしょう。

つまり、大人の場合は生活環境や日常生活が大きく関係しており、子供と違って放置することで治るということはなかなかないということです。同じ場所にニキビができてしまう人たちは、生活環境や食生活の乱れといったものを変化させないと良い変化は生まれません。

■治療法について

子供たちが悩むニキビはあくまで成長期の数年間発生する一時的なものなので、20歳前後になることで自然と出なくなるでしょう。しかし、ニキビをいじって傷つけてしまったり、炎症して放置することで跡が残ってしまうこともあるので、ある程度のケアは必要になります。

あくまで対症療法となってしまいますが、皮脂分泌を抑えるためにビタミンの摂取量を増やしたり、スキンケアを行うのがよいでしょう。小まめに皮脂を洗い流せばニキビができる可能性は減ります。

また、思春期のニキビ対策として作られたニキビ薬も皮脂分泌を抑える機能がしっかりとありますので、有効活用するとよいでしょう。

問題は大人ニキビです。紫外線・ストレス・生活環境・睡眠不足・食生活・誤ったスキンケアなどいろんな原因があるので、どれが原因なのかははっきりとつかめないと思いますし、ストレスに至ってはおそらく回避することはできないでしょう。そのため、それ以外の部分をしっかりと意識して生活するスタイルを手に入れてください。

仕事が忙しすぎて、食生活や睡眠時間が整わず、スキンケアもできない状況が続いてストレス過多の人は、ニキビと戦い続けなければいけません。