働く現代人にとって、多くの方々が抱えている悩みがむくみです。朝方はまだ大丈夫なのですが、夕方以降になると足にむくみが多発するという人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は足にむくみが発生する原因について解説します。
■むくみが発生する原因について
むくみが発生する原因はいくつかありますので順番に列挙していきましょう。まず考えられることが、重力によって血液が足に溜まってしまったケースです。これは病気でも何でもないのですが、立ち仕事があまりにも多い人たちは重力によって足に血液が溜まってしまうので、自然とむくみが発生するようになるのです。
次に考えられるのが筋力不足です。基本的に血液の循環や老廃物の循環には一定の筋肉が必要になるのですが、現代人は筋力不足の人たちが圧倒的に多いので、足に水分が溜まってしまうケースが多くなっております。筋力が低下するとポンプの役目も果たせなくなるので、冷え性や血行不良という症状と合わせてむくみの症状が出るようになるのです。
また、塩分摂取量が多すぎる人や水分摂取量が多すぎる人もむくみ確率が上昇します。特に現代人は塩分摂取量が多すぎるくらいなので、塩分が原因でむくみが発生する人は多くいると言われております。
ナトリウムを摂取すると血液が増えるようになってしまって毛細血管から水分が染み出すようになるので、むくみが発生するようになるのです。腎臓が余分となっているナトリウムを輩出してくれるようになりますが、それも摂取してすぐに排出するわけではないので、塩分摂取量は気を付けるようにしてください。
■病気の可能性もある
むくみが発生する要因はこのように食べ物や普段の生活が関係しておりますが、肝機能が弱っていることでも発生しますし、腎臓の機能低下が発生していてもむくみが発生する可能性があります。
まず、肝臓は水分を血管内に保持させる成分を生成しているのですが、肝臓が弱ると血管内の水分把持力が低下するので、水分が血管から漏れるようになってしまいむくみが多発するようになるのです。
腎臓の機能が低下すると余分な水分を除去する機能が低下します。腎臓はフィルターのような機能があってろ過を行ってくれるのですが、ろ過機能が低下することで様々な障害が出るようになるのです。そのため、むくみが発生しやすくなってしまうのです。
■女性はむくみが出やすい
女性はむくみが発生しやすいとよく言われますが、これは医学的にも証明されている事実なのです。まず、女性は男性よりも皮下脂肪が多くなりがちなので男性よりも血行不良が発生する確率が高く、血液循環効率が悪くなりやすいのでむくみが発生してしまうのです。
そして、筋力も男性よりも少なくなりがちですので、下半身に溜まった余分な水分を除去する力が男性よりも低く、どうしてもむくみが発生しやすいのです。
また、生理時は女性ホルモンの影響で血管の拡張が発生することで水分を身体にため込みがちになり、むくみが発生しやすい状況となってしまいます。
