「掛け捨て」という単語が先に行きがちで、その特徴についてあまり理解されていない事があるようです。
今回は掛け捨てタイプと呼ばれる死亡保険についてお話しします。
死亡保険
まず死亡保険の説明をいたします。
この保険は保険をかけられた方が死亡した場合に保険金が受取人へ支払われる種類の保険です。
保険のタイプは様々ですが、死亡保険金が支払われるのであれば、死亡保険の要素を持っています。
代表的は2つ
保険は数多くありますが、この保険で代表的なものは定期保険と終身保険です。
掛け捨てタイプはどちらか
その2つの保険、どちらが掛け捨てタイプかというと、それは定期保険にあたります。
満期もしくは途中解約の際、支払った保険料が戻らない事として「掛け捨て」を意味します。
定期保険の特徴
次のこの保険の特徴を5つみていきましょう。
まずは貯蓄・積立タイプの終身保険。次に定期保険の中での違いについてお話しします。
比較
オリックス生命の商品で、定期保険と終身保険のBridgeとRISEを例として、その内容と特徴の比較を行います。
①:保険料が割安
30歳女性の場合
Bridge 毎月/945円
RISE 毎月/20,760円です。
払込保険料総額で比較してみても、その差は明らかです。
②:中途解約・満期で戻るお金が無い
Bridgeは保険料が控えめな分、途中解約や満期で返ってくるお金はありません。
RISEは解約返戻金があります。
一定年齢で支払いが終わった場合、総額の9割以上が解約時に戻ってくるという仕組みです。
③:保障が切れる時期がある
定期保険の名のとおり一定期間のみ保障される保険であり、保障が切れるタイミング、満期があります。
期間で比較
次に、定期保険における保険期間の違いによる特徴を見てみましょう
1年の定期保険に楽天生命のスーパー定期保険。
10年20年の保険はオリックス生命のBridgeを具体例として表を制作しました。
④:保険料が上がっていく
保険期間が1年から10年、20年と長期になるにつれ死亡のリスクが上がるため、月払保険料が上昇していきます。
⑤最初から長期間の保障で加入する方が保険料を安く出来る
スーパー定期保険を20年間更新した場合、払込保険料総額は295,800円ですが、保険期間が同じBridgeは同じ機関でも総額283,440円となります。
保険会社が違うので確実に厳密とは言えませんが、同社の保険と比較しても最初からその期間に応じた保険へ加入する方が最終的な保険料負担が軽減されます。
総括
掛け捨てタイプの定期保険は終身保険と比較してみると保険料が安くすむのが特徴です。
しかし終身保険のような一生涯の保障ではありません。