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携帯のオプションと通信料はプラン選びが重要

近頃、話題としてあがっているのが携帯キャリアのオプションです。注目されたきっかけは、携帯会社の一つであるauが新規に発表したフラットプランやデザリングオプションの有料化など、人々の関心を集めたことが挙げられます。なぜ人々はこの二点に注目したのか。それは携帯のネット通信の利用の幅が拡大したことにあります。もっと根底の部分を掘り下げるなら、通信費用の増大がひとえにあります。もともと、携帯(ガラケー)の時代に、モバイル通信方式によってネット通信が行われていたわけですが、当時はそれほどネットでたくさんのデータ量を使用するということは滅多にありませんでした。しかし、スマートフォンの登場とともに、アプリの使用や電子書籍、音楽、動画配信、ゲームなど多種多様な通信をモバイル通信を使いスマホで行うようになりました。

すでに多くの人が通信料の増大と携帯の契約したプランの限界を感じていたものと思われます。特にスマホを頻繁に使う人にとって、プランと通信利用料は切っても切れないものとなりました。日常的に本を閲覧したり、動画を視聴するといったことをしていれば、使えるデータ量が足りないことはごく自然で、かつ切実な問題となりえます。先ほど挙げたauでいえば、通信量対策として、データ定額(データチャージ)とパケット定額を用意していました。パケット定額はソフトバンクなど多くのキャリアでも利用されているプラン名なので、似たものを契約時にないように含めることが多かったのも事実です。現在では、2G(ギガ)前後の内容で契約して、それを超えたら通信が128bpsに低下するという方式を採用しています。それまではデータ量が超えない限り自由に使うことができ、通信料もキャリアの料金シュミレーションでグラフ表示されるような料金体系だったわけです。

それに加えて、auのデータ定額は、1~10G(ギガ)のどれかのプランに入ります。5Gであれば、「データ定額5」という名称になります。内容は5G(ギガ)までは自由に使えて、それを越えると制限がかかるというものです。そして、通信速度を回復するためにはデータチャージと呼ばれる方法でデータ量を購入する必要があるわけです。auの場合、データ定額とパケット定額は一見似ていますが、まったく異なるものといえます。特にパケット定額はデータチャージを使うことができません。その代わりエクストラオプションと呼ばれるもので、契約するとデータを1G(もしくは2Gずつ)チャージしたような状態で制限なしで使えて、青天井に料金が発生し続けます。ガラケーでパケットを大量に使う人が速度制限を受けずに通信する唯一の方法でもあります。しかし料金が高額になるデメリットがあります。

auの新プランである「ピタットプラン」や「フラットプラン」はスマホを使う人に対して、通信料の利用をより費用的に有利に行うためのものとして登場したことがわかるでしょう。フラットプランは、20Gか30Gで通信料が一定という大きなアドバンテージを持っている上、新規や機種変更での購入から契約になれば、これまでのプランよりもより有利に、4000円程度の携帯料金で使用できるという強みがあるのです。そのため、デザリングオプションや携帯プランの変化に人々の意識が向くのは必然といえるでしょう。