Home>資格>最近話題の資格、登録販売者について
資格

最近話題の資格、登録販売者について

就活や仕事において役に立つ資格というのは色々と挙げられておりますが、中には聞いたことが無いけれど役に立つとしてひそかに人気になっている資格もあるのです。そこで、今回は知名度はまだちょっと少ないけれど役に立つと言われている資格の一つ「登録販売者」について解説します。

■登録販売者とは

登録販売者とは薬局やドラッグストアで一般用医薬品、いわゆる風邪巣薬や鎮痛剤といった薬を販売できる医薬品販売専門の資格です。この資格は誕生したのが2009年6月施行の薬事法改正の時なので、非常に新しい資格なのです。第一試験は2008年度8月から試験が実施されているのですが、人気のある資格ですでに5万人以上の有資格者が誕生しており、まだまだ数を伸ばすことが予想されております。

副作用の強い第1類医薬品は薬剤師がいないと発売できないのですが、薬剤師は資格取得がかなり難しくドラッグストアの数と薬剤師の数が全く釣り合っていないという事態が発生していたのです。先ほど説明した2009年の薬事法改正もこのような裏事情があってのことなので、この資格が誕生することが急務だったのです。

■薬剤師との違いについて

薬剤師との違いは第一種医薬品が販売できるか、処方箋に基づく薬の調剤ができるのかの二つになります。薬剤師はこの第一種医薬品が販売と薬の調剤ができる人材なのですが、人数不足により非常に負担が大きかったのです。

もともと、薬は第一種・第二種・第三種とあったのですが、第二種と三種で約9割以上を占めているので、薬剤師不足を補うためには非常に有効な手法と言われております。

■薬を置いてあるお店は多く

ドラッグストアに薬剤師がいないのを補うために造られたと言われている資格ですが、今の世の中はどこでも薬を購入できる世の中になっているので、この資格保持者はいろんなお店で役に立つことができるのです。コンビニ・ホームセンター・スーパーなど、薬を置いてあるところでは大活躍する資格なので取っておいて確実に損はない資格と言われております。

合格率も国家試験でありながら6割と非常に高いので、ねらい目の資格と言えるでしょう。この手の試験はある程度有資格者が絞ると窓口を絞るために、上級・中級・下級といった階級を分けるようになったり、難易度を上げる傾向にありますので、今のうちに取得することを強くお勧めします。

薬品を扱っているお店はこれからも無くなることは無いので全国どこにでも通用する一生涯役に立つ国家資格です。医療事務などに比べても、比較的給料も良いと言われており、就職先も薬局以外に小売業やドラッグストアを選ぶことができるので、選択肢を増やしたいという人には資格取得を考えてください。

薬の販売について一定期間以上実務経験が必要だったのですが、それも法規制で緩和されたので誰でも受験することができるようになりました。今が本当にチャンスなのでこの資格を覚えておくといいでしょう。悩んだら資格取得をお勧めします。