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未経験OKってどういうこと?

求人をみていると、ときどき「未経験可」という文字を目にすることがあります。一言に未経験といってもいったいどういう意味なのかわかりにくいですよね。そこで今回は看護求人の「未経験」の意味をご説明しましょう。

「未経験」は「完全未経験」と「分野未経験」の二つにわけて考えることができます。

「完全未経験」とは、新卒もしくは就職はしたければほとんど勤務経験がないまま退職してしまったなどの、実務経験がないものを指します。この場合は 看護師としての経験がないことを前提としていますので、知識や看護技術がなくても大丈夫ですよという職場です。ではどんな職場が多いかというと、介護系や 精神科が多いようです。

介護施設などでは医療行為自体が少なく、どちらかというと介護が中心となるため、実務経験がなくてもなんとかなるようです。精神科も医療行為は他の診療科と比べれば少ないため、完全未経験でも求人があるようです。

また教育制度がしっかりしている病院などであれば、完全未経験でも安心して就職できます。

「分野未経験」とは、看護師としての経験実績はあるけれど、その求人分野の経験がないということを指します。求人をみたときに「完全未経験」か「分野未経験」かを見分けるには、「臨床経験〇年以上」という記載があるかどうかです。

この「分野未経験」の求人は多く存在します。このような募集では急遽人手が足りなくなった場合や、教育体制があまり整っていないことが多いのです。だからこそある程度の看護師経験をもつ人材を募集しているという背景があります。

眼科や耳鼻科、美容整形外科など、特殊な分野の求人では「経験がなくても丁寧に教えます」などと書かれていることがあります。また「経験者優遇」と記載されている場合もありますので、そのあたりは病院側の内部事情によって様々でしょう。

しかしながら少なくともある程度の経験があるという前提で雇用されるため、自分がどのような経験があり、どんな職場で働ていたのかをきちんと伝える ことは重要です。経験あるならといろんな説明を省かれてしまったり、自分からわからないことを聞きにくくなってしまう事態は避けましょう。

様々な求人の「未経験可」の意味が少しわかっていただけでしょうか。どちらの未経験でも、挑戦しようとしている分野について事前に少しでも勉強しておくことは必要なので、その点はしっかり取り組んでおきましょう。自分自身の経験をしっかり踏まえて求人を選んでくださいね。