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母乳育児

赤ちゃんが生まれて離乳食が始まるまでは、食べ物として口にするのは母乳かミルクしかありません。生まれるまでは赤ちゃんに会う楽しみでいっぱいだったのが、生まれてからは母乳が出ないことに悩むお母さんも少なくありません。

今では、働くお母さんも多くいるので早い段階からミルクをあえて与えるお母さんもいます。しかし、反対に母乳のみで育てたいと思っているお母さんや、周りの家族(義母や実母)から絶対母乳をあげるべきなんて言われているお母さんもいると思います。

もちろん、赤ちゃんに母乳を与えてもミルクを与えても、与えれば赤ちゃんは生きていきます。

しかし、完全母乳で育てたいお母さんにとっては赤ちゃんのごはんこそが悩みの種になってしまうこともあります。いざ、母乳をあげてもなかなか出ないということは少なくありません。

母乳が出てないことに気付かず、母乳だけを与えていると赤ちゃんはお腹が空いている状態が長いので機嫌が悪くなります。一日中泣いているなんてことも。。。そして体重はどんどん減少していきます。

どうすればよいのか。

 

まずはミルクを足しましょう。

頻回授乳をしていくうちに出るようになるとはよく言われることです。しかし、母乳は血液です。血液をつくるのには時間が必要なのです。与え続けていては、野乳をつくる時間がないのです。授乳をやめなければ、時間がかかる場合はありますが必ず出るようになります。なので、母乳がしっかり出るようになるまではミルクを足すことが赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても良いことなのです。

赤ちゃんの授乳量は授乳前後の体重を測ることで、どれだけ飲んでいるのかがわかります。なので、ミルクをどれだけ足せば良いのかもわかります。ミルクをあげるときは哺乳瓶です。赤ちゃんにとって哺乳瓶は母乳を吸うよりも簡単なので、なるべく母乳を与えたあとにミルクを与えましょう。

最初のうちはしっかり3時間おきに与えることが大切です。3時間空けることで体も休憩できるので、母乳を作ることができます。赤ちゃんもお腹いっぱいになることで、不機嫌な時間はずいぶん少なくなります。

夜はミルクをあげてしまうと、赤ちゃんは寝る時間が長くなってしまい3時間で起きなくなることがあります。なので、夜は母乳を中心にミルクは少な目にしましょう。

これを繰り返していくことで、少しずつ母乳はしっかり出るようになり、ミルクの量も減らしていくことができます。いずれ、完全母乳になります。

 

あまりに母乳が出ないときには、母乳外来へ行き母乳マッサージをしてもらうことで、母乳の詰まりなどがとれてたくさん出るようになることもあります。母乳が詰まってしまうと、赤ちゃんもうまく吸えない、お母さんは乳腺炎になるなど悪いことばかりです。詰まらないためにも、出産後は和食を中心にしましょう。

 

赤ちゃんもお母さんも自分のペースがあります。周りの声に一喜一憂してしまいそうですが、赤ちゃんとお母さんのペースで焦らずにすすめていきましょう。何より、赤ちゃんにとってはお母さんの温もりがに何よりのエネルギーになるのですから。