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波乱が予測されるロシアワールドカップ2018

日本代表選考が迫っていた4月9日に、監督を解任した日本サッカー協会。
後任もすぐに決まって準備をしているようですが、現実的に考えてこの時期に解任ということに唐突さを覚えたファンも多かったと思います。
監督が試合前に変わってしまうというのは、選手達にとって今までついてきた人が代わるということなので、指導や方針が変わるため、何をどう信じていいのかわからないこともあります。
そのため、あまりこうした大きな大会の際は監督解任というようなことはないと考えられていましたが、今回のロシアワールドカップに限っては、かなり多くありました。
実際、日本が4カ国目となり、以前からロシアワールドカップの監督が解任されたり辞任したりしています。

最初に辞任したのは、アジア最終予選で日本代表とも同じグループだったサウジアラビア代表の監督が契約延長を拒否。
それによって退任し、後任の監督も結果を残せずに即刻解任されるという自体になりました。最終的には元チリ代表の監督が選任させました。
また、10月30日にはセルビアが監督を解任。今回のセルビアの監督は2大会ぶりに本大会出場に導いた有能な監督だったにも関わらず解任され、波紋を呼びました。後任はコーチだった方を暫定の監督にした後、そのまま正式監督として昇格させました。
11月22日は、オーストラリアの監督が辞任します。
後任はなんと今回退任したばかりの元サウジアラビア代表監督が就任。
この次が、日本というわけです。
監督という職業は選手以上に結果を求められ、精神的にも負担が大きい仕事です。
そのため、ある程度自分なりのめどをつけてそれに達すると辞めるというタイプの人がたくさんいます。
しかし、選手としては、代表選手選抜の途中で監督が変わられてしまうと今までの自分野評価がまっさらな状態になるのではないか、方針がまるで変わってしまうのではないかと不安になります。
監督が代わるということは、それくらい重大なことなのですが、ロシアワールドカップに関してはかなりこうした監督の退任や解任が多く、それぞれの国の選手が準備不足にならないか心配になってしまいます。

また、こうした監督が途中で代わった場合、ワールドカップ前にテスト機会が与えられています。消化済み試合と大会直前の試合があり、2017年中の監督交代であれば強化試合に余裕を持たせられましたが、今回の日本のように大会まであと2ヶ月というところでの交代だとかなり少ないテスト機会しか与えてもらえません。
各国それぞれに言えることですが、監督が交代したことによってチームワークやモチベーションの準備不足にならないように祈りたいと思います。

選手にとって監督というのは精神面で非常に重要な役割を担っているので、交代することによって精神面での支えがなくなってしまうことのないように監督の選任はして欲しいです。
ワールドカップだけがサッカーのイベントではありませんが、やはり世界中のサッカーファン、日頃はサッカーを見てはいない人でも全員が楽しめるある種お祭りのようなイベントなので、悔いの残らないプレーが観たいですね。