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球が大きなスポーツはお金がかからない

昨今野球離れが叫ばれて久しいですが、その代わりサッカーといったスポーツが台頭してきていることは多くの方が知っていることでしょう。そこで、今回はどうして野球離れが進んでいるのかという観点を「球が大きなスポーツはお金がかからない」という言葉から推察したいと思います。

 

■もともとは漫画の言葉

 

これはもともとは某漫画で使われた言葉でありちょっと言葉尻も変化したものではありますが、心理をついているものだと思います。いわゆる野球・ゴルフ・テニスといったものは色々とお金がかかるものであるのに対し、サッカーやバスケットボールといったものはお金がかからず誰だってできるものと言われているのです。

 

実際に、サッカーといったものが顕著で、サッカーボール一つあれば例えゴールが無かったとしてもいろんな遊びをすることができます。逆に野球やゴルフといったものはしっかりと用具を用意してそれなりのスペースを確保しないとまともにプレイすることはできません。素振りといった練習はできるでしょうが、ある程度遊ぶとなった場合にはサッカーよりも場所を選ぶと思います。

 

もちろん、試合形式になった場合はサッカーも22人用意する必要がありますし、審判や監督といった方々を用意するとなると最低でも30人以上は必要になるでしょう。それでも用意する道具が少なくて済むというのは経済的には大きなメリットと言えるのではないでしょうか。色々と道具が多いスポーツはそれらの道具一式をそろえるためにかなりの費用が掛かるので、二極化が進んでいる日本では低迷する危険性があると言えるでしょう。

 

用具はその気になればかなりの費用が掛かりますので、親の負担が大きくなってしまいます。その代り野球はプロになって大スターになれば億万長者になるという夢をかなえることもできるでしょうが、そこにたどり着くのは本当に一握りで、限られた方々だけなのです。

 

野球人口も微妙ではありますが増加傾向にはあるものの、サッカー人口のほうが増加傾向は圧倒的に早く競技人口を抜くのも時間の問題だと考える方が多くいます。おそらくこの流れは当分の間代わることは無いでしょう。

 

日本人の方々は野球好きの人は多いのは事実でありますが、そのパワーバランスが崩れてしまう日が着てしまうのかもしれません。ファンの方々は両方を楽しめばよいのですが、実際にプレイをする方にとってはどちらか一方に絞るのが当たり前なので、競技人口の増減はこれから先もサッカーのほうに向くことになると思います。

 

■子供には何でもさせたいけど…

 

子供にはできる限り好きなことをさせたいと考えるのは、どの親でも当たり前のことではありますが、その「できる限り」という言葉の前には「予算の範囲内なら」というものが付きます。その予算は人によっては様々ではありますが、当然あまりかからないもののほうが人気となるでしょう。親のお金は無限に出てくるものではありませんので、子供に選択肢を与えたいと考えていたとしても選ばせることができない人だっているのではないでしょうか。