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痩せたいのならGI値を理解すること

多くの方々にとって永遠の悩みとなっているのがダイエットです。年を取ると代謝が低下するので昔と同じ食生活を続けていては簡単に太ってしまいます。食事の内容をちょっと気にするようになったのなら、真っ先にこのGI値を気にするようにしてください。

 

■GI値っていったいなんなの?

 

簡単に説明すると、糖が体内に入った時に、その党の影響で血糖値が上昇するスピードです。つまり速さのを表すものです。これはブドウ糖を摂取した時の上昇値を100としているため、食べ物によっては100以上のものがあるということになります。このGI値が高ければ高いほど、急速に血糖値が上昇するものなので、体内で血糖値を下げるホルモンであるインシュリンが大量に作られるようになります。

 

インシュリンは血糖値が上がりすぎないようにするために大事な仕事をしてくれているのですが、ここでつくられたエネルギーが使われない状態となってしまうと、そのまま脂肪となり肥満体質になってしまいいろんな病気を引き起こすようになります。逆に、糖質が含まれているものであったとしてもインシュリンを分泌しない食べ物、つまりGI値が低い食べ物ならエネルギーとして吸収されずに脂肪となって蓄積される確率が低い食べ物と言えるのです。

 

■GI値が低いけど高カロリーのものもある

 

血糖値の上昇を抑えるためには、このGI値の低い食べ物を摂取することが大切ですが、実はそこそこ高カロリーなのに低GIの食品というのも多くあるのです。今までのダイエットの基本は「できる限りカロリーを摂取しない」というものだったと思いますが、医学的にもそのダイエットの仕方は危険で栄養不足にもなりやすいと様々なところから危惧されており、推奨されることは少なくなっておりました。

 

しかし、この低GI値を基本とした食生活なら無理なダイエットとはならないのでむしろ推奨している医師もおり、糖尿病といった糖質を気にする状況になった方にも推奨している方もいます。

 

そこで、これから本気でダイエットを考えている方々は、ただ単にカロリーにのみ注目するのではなく、そして糖質にのみ注目するのではなくこのGI値に注目するようにしてみましょう。カロリーや糖質といった物がどれぐらい含まれているのかは成分表を見ると記載されていますが、このGI値は書いていないので自分でしっかりと調べるしかありません。

 

基本的な考え方は、精白されていないものを食すことです。例えば、普通のパンではなく全粒粉パンを食べるようにするとか、白米ではなく玄米を食べるようにするといったものになります。また、野菜の中でも人参やジャガイモは高GI値になっているので、できれば避けたほうが良い野菜となっております。

 

■カロリー以外にもこだわってみましょう

 

痩せることにこだわるのはもちろん大切ですが、その時にこだわる要素がカロリーのみになるのはいけません。カロリー摂取量を減らすということは食事の量を減らすといったことに繋がりやすいので、今度からダイエットを考えたのならこのGI値を低いものとするということを考えてみてはいかがでしょうか。