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睡眠不足による美容の悪影響はなんなのか

睡眠不足は美容においても悪いことが多いということは間違いなくわかってはいますが、どのような悪影響があるのか細かい部分まで知っている人は少ないと思います。そこで、今回はこの睡眠不足と美容の関係について迫っていきたいと思います。

 

■睡眠不足は肌に悪いとは聞くけど

 

睡眠不足で肌に悪いということはほとんどの方が知っている事実ではありますが、それ以外の部分について知らない人は多いと思います。実際に、きめが粗くなったり、ニキビがひどくなったり、乾燥肌になってしまうといったトラブルに見舞われてしまう人もいるでしょうが、それ以外にも美容に対するマイナス作用が多く発動するのです。ここでは、それ以外のトラブルについて解説します。

 

まず、考えられることが自律神経が乱れるようになるのでホルモンバランスが崩れやすくなってしまい、成長ホルモンが中々分泌されなくなってしまうので肌の老化が加速しやすくなるということです。成長ホルモンは、子供なら身長を伸ばすために重要なホルモンではありますが、このホルモンは代謝の向上にも関係しているので、不足すると肌代謝も一気に低下するようになり、肌のターンオーバーが乱れてしまい肌トラブルがなかなか回復しないようになるのです。

 

それ以外にも、睡眠時間が少ない人というのは疲れが全く抜けない人で、回復が間に合っていない可能性も高いので、免疫力が通常の人よりも低くなりがちです。免疫力が低下すると風邪をひきやすくなるので、結果的に肌や髪の手入れにかけられる時間が減ってしまうことも考えられます。

 

■太りやすくなる可能性もある

 

睡眠不足になると、食欲を抑制するホルモンのレプチンが減少するようになるので、過食気味になります。また、グレリンという食欲増進と血糖値上昇の指令を出す物質の分泌も過剰になりがちなので、肥満になる確率が上がるのです。

 

実際に、睡眠時間が5時間の人と8時間の人に対して、血中の食欲増進ホルモンのグレリンと食欲抑制ホルモンのレプチンがどうなっているのかを調べた海外の大学があります。調べた結果、グレリンは14.9%も多く、レプチンは15.5%少なくなっておりました。

 

つまり、この結果によると、睡眠不足は太る確率を上昇させるということがはっきりと証明されたということになります。食欲というのはなかなか抑制することができるものではないので、無意識的に食べ過ぎるよういなると、高確率で太ってしまうようになるでしょう。

 

一説によると睡眠不足が酷すぎる人は消費エネルギーを節約して生命維持活動に主眼が置かれてしまう人もいるとのことなので、そうなってしまうとダイエットの時に発生する停滞期のような体になってしまって、消費カロリーが激減してしまいます。

 

■肌トラブル以外にも危険な要素がある

 

睡眠不足と美容の関係を紐解くと、肌トラブル以外にもかなり厄介なものが潜んでいることが分かります。特に、睡眠不足気味の方は太りやすいということを知らない人は多いと思いますので、できる限り7時間は寝るようにしてみてはいかがでしょうか。