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子育て

絵本の読み聞かせ

出産祝いにもいただくことの多い絵本。赤ちゃんは6か月を過ぎたころから絵本に興味を持ち出します。もちろん、生まれてすぐ読み聞かせを始めても良いです。中には胎教として妊娠中から読んでいるお母さんもいます。胎教として読むことで、お母さんの声をお腹で聞いている赤ちゃんは安心すると言われています。

では、絵本の読み聞かせの効果や、効果的な読み方はどのようなものなのでしょう。

 

●絵本の読み聞かせの効果

・感情を豊かにする

読み聞かせをしている間、子どもの脳は喜怒哀楽が生まれ、大脳辺緑系が活発に働きます。この大脳辺縁系は、喜怒哀楽が生まれ、その感情に基づいた基本的な行動を決まているといわれています。読み聞かせを通して、豊かな感情や情動がわきあがり、このことが豊かな心を育むことにつながります。

・読解力の向上

言葉がわからない時期も含めて、幼児期に投げられた言葉の数は成長してからの読解力の試験結果に強い相関関係があったことがわかっています。なので、大人が発する言葉は子どもにとってとても影響しているのです。

・知能の発達

小学校入学前に絵本の読み聞かせをしてもらった子どもとそうでない子を比べると、読書に対する興味や授業を楽しむ姿勢に大きな差が出たことがわかっています。なので、興味関心の幅や知能の発達は読み聞かせが大きく影響しています。

・親子の絆が深まる

絵本の読み聞かせは何より親子の絆が深まります。ひざの上に座らせれて読み聞かせをすることは、落ち着いた子どもになることがわかっています。それは、読み聞かせのその空間は子どもにとって、心身ともに安心することができるからです。

 

 

●効果的な読み聞かせ

・オーバーな表現は避けましょう

子どもをたのしませようとして、オーバーな表現(例えば大げさに声を変える、過剰な身振り手振り)をしてしまうと子どもの想像力の邪魔をしてしまいます。

・質問を大人から投げかけない

読み聞かせの途中でお母さんやお父さんから質問をしてしまうと、絵本の世界への感情移入や集中力を止めてしまいます。子どもにとって難しい単語などが出てきた場合は、絵本の絵を指さしして教えるなど、読み聞かせを読み手から止めないようにしましょう。子どもからの質問は答えてあげましょう。

・早口に注意する

気付かずに早口になってしむことはよくあります。読み聞かせでは、「はっきり・ゆっくり・心を込める」この3つを意識しましょう。また、子どもが絵をじっくり見るために、ページはゆっくりとめくりましょう。

・アドリブはいれない

絵本に書かれている絵は文章は場面ごとに合うように作らられています。また、リズムの大切です。なので、言葉の説明をしたり、簡単な言葉に言い換えることなく読んでいきましょう。

 

絵本の読み聞かせの時間は子どもだけでなく、読み手であるお母さんやお父さんにも幸福感を得られる時間です。子どもをひざの上に座らせて、楽しく読み聞かせをしましょう。