就職活動における考え方は人それぞれでしょうし、この部分は価値観に大きく寄与しているので、意見が統括されることはありません。だからこそ、よく考えて自分はどのような職場にするのかを決める必要があります。今回は、就職をするうえで論点となる通勤時間について考えます。
■通勤時間も就職では重要な要素
好きな仕事についている人は幸福だという理論がありますが、どのような仕事についている方々でも必ずついて回るのが通勤時間です。これは、特殊な環境下で働ける方以外には必須な要項であり、よく吟味する部分でもあります。会社によっては、交通費といったものを少しでも削るべく、家の中で仕事をさせようという働きが目立つところもありますが、そのような会社は稀で、基本は会社に出勤して働くことになります。
この通勤時間というのは結構貴重な時間でもあり、苦しい時間でもあります。通勤時間が2時間や3時間と長くて往復で4時間以上かかってしまうような方は、一部の方からはあり得ないと言われるでしょうが東京近郊で働いている方なら当たり前と感じることだってあるでしょう。このように価値観によってとらえ方が全く違うので、どのくらい重要視するのかを考える必要があります。
■通勤時間を決める要素
通勤時間は極論を行ってしまうと、会社のそばに引っ越してしまえば短くなります。人によっては会社のそばにある寮に入るので、最初から気にしていない人もいるでしょう。しかし、寮が無くアパートを借りて会社のそばに暮らそうと考えると色々と気になる部分が出てくるのです。
例えば、会社が大きな工場で田舎の方にあり仮に会社のそばにアパートを借りた場合、私生活の部分で色々と不便になるということだってあるでしょう。今はインターネット販売が急速に進んでいるので昔と比べると不便さは減るでしょうが、ちょっとした物を買いに行くのすら車でかなりの移動を強いられるのはおそらく嫌だと感じると思います。
また、アパート暮らしではお金が溜まらないという理由で実家から通うと考えている人は、この通勤時間が相当ネックになります。仮に1時間以内で自宅から通えるところと区切ってしまうと一気に働く先が減ってしまうのです。
このように、通勤時間を減らすために努力をするということは代わりのデメリットが誕生することがあるので、どこまで優先するのかを本気で考えて職場を選んでください。転勤が多い仕事の場合は気にする必要が無いでしょうが、転勤が少ない会社に就職する人はどこまでの時間が許容範囲なのか、通勤時間は妥協することができるものなのかを真剣に考えましょう。
■就職先は通勤時間も考慮するように
通勤時間が長くても移動中に寝ていればよいと思って筆者も片道2時間以上かかって電車通勤をしておりましたが、残業も多い状態で片道2時間以上かかってしまうのは肉体的に想像以上につらく根を上げて転職してしまいました。実際にやってみるのは想像よりもつらいことが多いので、通勤時間というものを甘く見てはいけませんよ。