Home>スポーツ>自分たちのチームのあり方を考えてみよう
スポーツ

自分たちのチームのあり方を考えてみよう

サッカーや野球といったチームスポーツを応援するスタンスは色々とあると思います。例えば、地元のチームだから応援するという人、地元の選手が地元で活躍する大切な機会だから応援するという人、強い選手が多いから応援するという人、色々あるでしょう。今回はそのスタンスについて考えていきたいと思います。

 

■理由ではなく応援することが大切

 

様々な形で応援するに至る理由というのは存在すると思います。野球の場合はそもそも野球が大好きなので、地元にチームがあれば自然と熱が入るという方もいるでしょうし、応援している人がいるからチームもついでに応援するという人もいるでしょう。また、サッカーも野球も代表戦で特定の選手が活躍し、その選手の雄姿を見たいからという人もいるはずです。

 

このように応援するに至るまでのスタンスは色々とあると思いますが、中には強いから応援するという人もいるのではないでしょうか。いくら地元の球団だったとしてもあまりにも弱すぎると応援する気持ちにならない方というのは多いと思います。

 

海外でもその気持ちは同じで、ずっと下位に低迷しているチームというのはずっと上位にいるチームと比べて観客動員数が少なくなっているのはよくある光景なのです。ここで考えてもらいたいのが「強さ=ファンの数」なら強ければ何をやっても許されるのかという問題です。

 

■すべてが外国人選手で強いチームを応援する?

 

今回お話したいポイントはここになります。強いチームが好きな人にとって、強さこそが第一なのでたとえチームのメンバーのほとんどが外国籍の方でも応援するのではないでしょうか。もちろん、日本の場合はJリーグでも野球でも外国の方の所属数とか出場数というのは決まっているので、すべて外国籍の方でうめるなんてことはできませんが、海外の場合はそれができてしまうことがあります。

 

少し古い話題となりますが、2009年12月に行われたイングランドプレミアリーグのポーツマス対アーセナルにおいてイングランド人プレーヤーがスターティングラインナップに1人もいないということで話題となりました。アーセナルはこの当時は「イングランド国内における外国人偏重チーム」と揶揄されることが多く、そのことを問題視する人たちが大量にいたのです。今はイングランドやウェールズの若手選手が出てきているのでここまでひどくはありません。

 

ここで考えてもらいたいのは、このように自国の選手が一切いないチームを応援できるかどうかです。極端な話をすると、東北楽天ゴールデンイーグルスなら宮城の人たちだけでメンバーだけで組むとか福岡ソフトバンクホークスなら福岡のメンバーだけでチームを組み最下位にいるのと、白人や黒人だらけのメンバーだけど首位にいるのはどっちが良いのかという話になります。

 

これは非常に難しい問題だと思いますし、答えが無いと思います。理想は地元の人たちが多くいて勝てることですが、どちらか2択で選ぶ必要があるのなら、どっちを選ぶべきなのでしょうか。個人的には弱くても良いので、地元の人たちが沢山のほうを選ぶと思いますが、降格というシステムがあるサッカーの場合は降格させたくないので、強い方を選ぶかもしれません。とっても難しいお話と言えるでしょう。