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苦手な教科と言われて数学と感じた人達へ

あなたは理系か文系かという話が出た時に考えることは、どちらが得意かというのもありますがどちらがより苦手なのかというのもあります。特に、数学が苦手な人は物理といった公式をひたすら使うものが多いのが苦手な傾向にあるので、数学が苦手だから文系と答えてしまうでしょう。そこで、今回は数学が苦手と感じた人たちに、その通りと共感できるものをお届けします。

■公式が多すぎて訳が分からない

数学が嫌いになる最大の理由は公式の多さでしょう。答えが一つなので公式を暗記してしまえばあとは当てはめることで計算できるのですが、この公式の量がものすごく膨大です。そのため、丸暗記が苦手な人は数学が大っ嫌いになります。

また、必死に覚えたとしても応用することができずに実際に使えないで挫折してしまうとそこでやる気が一気に低下してしまうことでしょう。高校数学になるとある程度解き方も丸暗記する必要性が出てきてしまうので、暗記の量がさらに増して複雑化してしまい、大っ嫌いという心が加速します。

無理やり頭に詰め込んでテストに挑んでいた人たちが、次々と篩にかけられるかのように振り落とされていくのが数学だと感じてしまうので、挫折者が大量に出てしまうのです。

■負のスパイラルにはまる

こうして公式が多すぎて覚えられない状態になると、暗記そのものに非常に苦労するようになります。ある程度レベルの高い数学になると丸暗記するのは不可能な量に突入します。そのため、どうしてそうなるのかの意味を理解していないと詰まってしまうのです。

ひたすら暗記で乗り越えてきた人は、途中で挫折してしまうことで勉強をしてもついていけなくなり、問題が解けなくなってしまい、数学がつまらないと感じるようになりひたすら辛いものだと感じるようになるのです。こうなるとますます嫌いになってしまって、勉強をしてもできないと感じてしまい放置するようになります。

つまり、公式が多くて暗記できない→辛い→必死で覚えたが応用できないので問題が解けない→ひたすら辛いので心が折れる→嫌いになる→勉強することを無駄に感じるようになり諦める→テストで点数がとれなくなって辛くなる→嫌いに…というループが完成します。

■問題文を読むことさえ嫌いになる

数学が嫌いな人のある意味末期症状です。数学が嫌いになりすぎて公式や言葉の定義が覚えられなくなり、問題文に出てくる用語や式が全く理解できなくなって、問題文を読まなくなります。何らかの文字として認識しているのですが、意味は理解していない状態になっているといったほうが正しいでしょう。

また、根性で問題文を読めるようになったとしても、答えを出すために何をしたらいいのかさっぱりわからない状態になる人も多いのではないでしょうか。

この状態を克服するためには、ひたすら問題文を繰り返し解くしかありません。問題文が理解できない人でも、何をしたらよいのかわからない人でも、どのように公式を使うのかを無理やり頭に叩き込めば、自然と答えが出せるようになります。徹底的な繰り返しが必要な科目ということなのです。